時の流れの羅針盤 日本時事評論
過去の新聞・記事
過去に発行した日本時事評論のバックナンバー(PDF)と、編集便りをご覧いただけます。
2019年
日本時事評論第1912号 編集便りNo.324 2019/01/18
 普天間基地の辺野古沖移設計画をめぐり、ホワイトハウスの請願サイトでは「サンゴの破壊を阻止する」と移設反対署名が行われ、モデルのローラ氏など有名人も署名しています。しかし、基地移設のための埋め立て工事はサンゴの保護にも配慮しています。普天間基地周辺の住民の危険除去と沖縄の基地負担の軽減のためには、現時点では辺野古への移転以外の方法はありません。辺野古への移転に反対するのであれば、具体的な代替案を示すべきです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「国会での『空母』違憲論争は時間の浪費
         平和と安全のための国家戦略こそ重要」

 今月下旬に召集される国会では、護衛艦『いずも』の空母化について議論されますが、合憲か違憲かを論議するのは時間の浪費です。わが国の安全保障戦略、作戦構想が示され、その中でどのように『いずも』が運用されるのかを明らかにすることが国会の役目です。また、深刻な隊員不足など、自衛隊が抱えている様々な課題も明らかにして、国民の国防への意識向上を図るべきです。

2面 天録時評 「国家の安全に係る特許は非公開に
         欧米同様の秘密特許制度の導入を急げ」

 技術は急速に進歩しており、民生用の技術でも他国やテロ集団に軍事用に転用されれば、国家の安全を害する恐れがあるものも増えています。しかも、特許出願すれば必ず公開され、その拡散を防止する方法はありません。このため、多くの国には特許の非公開制度があります。技術先進国で、安全保障に関わる特許の非公開制度を持たないのはわが国だけです。早急に制度整備に着手すべきです。

3面 天録時評 「科学的なデータに基づく漁獲枠設定を
         資源の回復なくして漁業の復活はない」

 70年ぶりに漁業法が改正され、資源回復を目指して「最大持続生産量」の導入や個別の漁船ごとに漁獲枠を割り当てる方式に転換するなど、乱獲防止や資源確保のための漁獲規制強化に乗り出しました。しかし、漁業再生のための具体的な道筋は曖昧で、今後の漁業をどのような形にするかという漁業像も不明瞭です。政府は、法改正が名ばかりにならないように、法の運用体制も整えるべきです。

4面 天録時評 「国民を誤解させ政治不信を招く野党
         節度のない政権攻撃は民主主義を破壊する」

 国会は唯一の立法権を持つ国権の最高機関ですが、昨年末の水道法改正案の審議では、安倍政権攻撃が目的で政府与党の信頼を低下させるために国民が誤解するような質問が繰り返されました。国会の権威や信頼を失墜させることは、議会制民主主義を危うくします。国会では、侮蔑や人格否定の発言は慎み、寛容と節度の精神を持ち、建設的な議論を交わさなければ、国民の政治不信は高まるばかりです。

5面 天録時評 「野生動物の被害防止に人材育成が必須
         耕作放棄地の減少や有効利用で緩衝地帯確保を」

 野生動物による農業被害や生活被害、土石流の原因となる土壌流出などの被害が深刻化し、野生動物との共存を目指した管理が課題となっています。しかし、管理に必要な専門知識や技術を有する人材は不足し、野生動物の捕獲も進みません。人材育成と共に、人と動物との緩衝地帯を設定するために、耕作放棄地の減少や森林の育成が必要であり、土地の有効利用に取り組むべきです。

2面 巷  露  「予算不足が心配」
3面 草木片233「枯れ葉上の生物」
6面 天録時評  「子供の急な変化を見逃すな
          親の愛着形成がいじめを防ぐ」
7面 天録時評  「学び舎の歴史教科書を斬る①
          朝鮮の歴史教科書のような『倭寇』記述」
   投  稿  「小さな種子の物語」⑮
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目283
         「看過できない火器管制レーダーの照射
          明治以来わが国を悩ませる朝鮮半島」


〈本文の全文(PDF)は1月25日に掲載予定です。〉
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日本時事評論第1911号 編集便りNo.323 2019/01/04
 明けましておめでとうございます。2019年は、天皇即位と改元、参議院選挙、消費税の10%への引き上げなど、重要な政治日程が目白押しです。同時に、安全保障や少子高齢化対策、膨らむ社会保障費、外国人労働者の受け入れなど喫緊かつ難解な問題も残っています。憲法改正も実現に向けて取り組まなくてはなりません。様々な課題が山積する中『日本時事評論』は、「時の流れの羅針盤」としての使命を果たすべく、充実した紙面作りに一層精進してまいります。今年も、皆様方のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「平成31年己亥に因んで
         新たな御世の始まりに国を守る強い気概を示せ」

 平成31年の干支は「亥」で、動物は「猪」にあてます。「猪」には「猪見て矢を引く」という諺があります。これは、事が起こってからでは遅いという意味です。国家の平和や国民の安全を守る国防は、一朝一夕には整えることはできません。今や防衛領域は、宇宙からサイバー空間まで拡大し、軍事技術の進歩も急速で新たな訓練も必要です。国民自身が国を守る強い気概を示すことが求められます。

2・3面 天録時評「国際情勢の不安定化で
             国防力強化は待ったなし」

 中国の軍事活動が西太平洋まで拡大し、米国は内向きになる中で、わが国は安全保障の強化を急がなければなりません。第2次安倍政権は、安全保障体制の整備に着手し、国家安全保障会議の創設、特定秘密保護法の制定、集団的自衛権の一部行使容認、それらを受けて「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)の改定を行いました。昨年末には防衛大綱骨子を示し、国防力の強化に取り組む姿勢を示しています。そのためには国防予算の増大が必要であり、国民も理解すべきです。

4面 天録時評 「授業準備時間の確保で質の高い教育を
         教員の負担を減らす抜本的改革が不可欠」

 小中学校の教員は、部活動の指導など多くの仕事を抱え、中には過労死レベルの残業を余儀なくされている教員もおり、授業の準備時間は十分に取れていないのが現状です。このままでは教員の健康を害するだけではなく、子供たちによりよい教育もできません。部活動の地域スポーツへの移行や小学校の教科担任制の導入など、抜本的な教育改革で教員の業務負担の削減を断行すべきです。

5面 天録時評 「社会秩序を乱す同性婚の合法化
         男女の支え合いこそ大自然の法則」

 わが国でも同性婚の合法化を求める声が高まっていますが、同性婚を男女の結婚と同じ価値とするのは自然の法則に反しています。男女は本能的に支え合うように作られており、子供を産み育てて家庭を築くことで人類は存続することができるのです。これを支援し、守るために婚姻制度を法的に保護しているのです。同性婚は、人類存続や社会秩序の根幹を破壊するものだとの認識が不可欠です。

7面 天録時評 「若者の婚活支援の事業を
         行政は家庭内の生活に介入するな」

 「男は仕事、女は家事」という固定的性別分業が結婚を先送りさせるとし、山口県の男女共同参画課では「家事シェアリング」のような男性の家事を推進する手帳の作成に税金をかけています。しかし、若者が結婚を先送りする一番の理由は経済的負担感です。行政には、男性の家事推進という家庭への介入をやめ、所得の低い若者が結婚に魅力を持つような事業の推進が求められます。

3面 巷  露  「高まる中国の脅威」
6面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み7
          二国間協定と核物質の国籍!?」
          日本核物質管理学会事務局長 岩本友則
7面 投  稿  「小さな種子の物語」⑮
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目282
         「米中の軍事衝突の可能性は低い
          日米同盟を基軸に対中外交を」
          /草木片232「子孫繁栄」


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