時の流れの羅針盤 日本時事評論
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2018年
日本時事評論第1908号 編集便りNo.321 2018/12/07
 新聞通信調査会の「第11回メディアに関する世論調査(2018年)」の中で、憲法改正への関心についても調査されていました。調査の結果、「非常に関心がある」および「やや関心がある」と答えた人の合計は64.1%に留まり、平成25年度の調査開始以降、最も低くなってしまいました。特に、18歳から39歳までの世代では約半数の人しか関心を持っていません。憲法改正は、安全保障など今後の国の進む方向を決めるものです。国民の関心を高めるためにも、与野党は協力して、早急に憲法審査会を開く責務があります。それでは以下、紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評「がん医療の最先端治療は新時代へ
          基本は早期発見、がん検診の受診率向上を」

 がん医療の急速な進歩で、検診を受けて早期発見すれば治り、難治性のがん患者にも画期的な治療法が開発され、生存率が向上しています。がんになっても希望を失わず、充実した人生が送れるように、政府や医療機関、医薬メーカー、そして患者もがん撲滅に向けての取り組みを強化しています。われわれ国民は、健康寿命を延ばし、また医療費を抑制するためにも、遺伝子を傷つけない生活習慣などで予防に努めるとともに、早期発見のためのがん検診の受診が最も大切です。

3面 天録時評 「国民の憲法制定権を無視する暴挙
         給料泥棒の立憲民主党に抗議を」

 10月24日に臨時国会が召集され、改憲論議が盛り上がるかと期待されていました。しかし、立憲民主党は安倍政権下での憲法改正を阻止することを至上命令として、憲法審査会の開会を拒否しています。国民主権とは、国民に憲法制定権が与えられていることだとも言われていますが、憲法論議の拒否は、国民の主権を否定する暴挙です。最重要の職責を果たさない立憲民主党は給料泥棒であり無責任だとして、国民は強く抗議すべきです。

4面 天録時評 「道徳でよりよく生きる力を育む
         畏敬の念や規範意識を育む実践の充実を」

 日本道徳教育学会の92回大会では、「『特別の教科 道徳』を通して、どんな子供を育てたいか」をテーマに、シンポジウムや研究発表などが行われました。人としてよりよく生きるために、多様な価値を受け入れる寛容な心を育むなど、今後の道徳授業のあり方が示されましたが、「畏敬の念」や規範意識を育むことについての議論は深まりませんでした。その背景には、「畏敬の念」などは宗教的情操と不可分であるにもかかわらず、戦後教育では宗教と正面から向き合ってこなかったことがあります。道徳教育のさらなる進化のためには、宗教的情操の育成のための取り組みが不可欠です。

5面 天録時評 「正確な事実報道こそメディアの責務
         間違った言葉の使用や不適切な映像を流すな」

 韓国の旧朝鮮半島労働者の損害賠償を認めた不当な判決について、「徴用工」という誤った言葉を使い、弁護士たちによる新日鐵住金本社の訪問を大きく報道する、あるいは、ハロウィンで羽目を外す渋谷の若者を繰り返し報道するなど、社会に大きな影響力を持っているという自覚も責任感もないテレビ局の報道が目立ちます。民主主義を支えるのは正確な事実報道であり、その影響力に十分配慮した報道を行う責任を自覚し、社会の混乱を招かないようにすべきです。

2面 巷  露  「明るい未来を目指して」
3面 草木片230「いぬびわ/犬枇杷」
6面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み(6)
          査察の評価−劣等生から優等生に」
          日本核物質管理学会事務局長 岩本友則
7面 地域だより 「地域の史実伝承でまちづくり
          長州藩士に慰霊の誠を捧げる」島根県江津市/
         「小さな種子の物語」⑬
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目280
         「メディアは第四の権力
          報道は中立不偏不党で事実を正確に」


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日本時事評論第1908号 編集便りNo.320 2018/11/16
 現代社会は、お掃除ロボットや自動運転自動車など、AI(人工知能)の導入が始まっています。また、医療ミスの防止にもAIが欠かせなくなってきています。こうした中、11月3、4日に金沢市で開催された日本道徳教育学会92回大会で、北陸大学の東風教授がAIと共存する社会の到来など大きく変化する時代であればこそ、畏敬の念や人間としての生きる喜びを子供たちに育てていくべきと主張していました。畏敬の念を育むには宗教的情操の教育が欠かせません。公教育においても宗教教育をタブー視せず、宗教的情操の教育のための教員研修が必要と痛感します。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「がん治療の手遅れを招く見落とし
         AI活用で医療高度化に伴うミス防止を」

 医療技術の高度化や医療機器が進歩し、重病や難病患者の救命などに大きな成果を上げています。一方で、医療の専門化や細分化も進み、業務も複雑化して、画像診断の見落としや連絡ミスなどが増えています。こうした医療ミスを防止するためにはAI(人工知能)の活用が不可欠です。政府は、医療へのAI導入へ国を挙げて取り組むと共に、国民にも医療の安全強化への協力を求めるべきです。

2面 天録時評 「開発競争に負けないための予算を
         安全で経済的な次世代小型原子炉」

 初期投資額が巨額化した大型原子炉の建設が停滞する中で、安全で低コストの次世代の小型原子炉の開発競争が世界中で本格化しています。米国も国家プロジェクトを開始させ、2020年代後半には実証炉の稼働を目指しています。次世代原子炉の研究では先頭を走っていたのがわが国であり、これまでの研究成果を活かすためにも、政府は研究開発への十分な支援を行うべきです。

3面 天録時評 「中国を含めた新ミサイル削減条約を
              INF条約
         軍事不均衡を拡大するだけの二国間条約」

 米国とロシアの中距離核戦力全廃条約(INF条約)の破棄は、中距離ミサイルを保有するすべての国が参加する新たな軍縮・軍備管理条約の締結に向けた第一歩とすべきです。政府は、わが国の安全保障にとって重要な対中抑止力の向上のためにも、新たな条約への中国の参加を強く呼びかけるべきです。

4・5面 レポート「緻密な需給調整で良質・安定の電力供給
          想定外の緊急時に備えて日々の訓練も」
          中国電力・中央給電指令所

 九州電力が大規模停電の防止のため、急増した太陽光発電など再生可能エネルギーの受け入れを一部遮断する出力抑制措置を施しました。これに対し、「原子力ありき」との批判の声が出るように、電気の特性はあまり国民に理解されていません。そこで、電力の安定供給のために発電量を調整する中国電力の中央給電指令所を訪ね、業務内容や急増する再生可能エネルギーへの対応について取材しました。

6面 天録時評 「加熱式タバコにも厳しい規制を
         健康被害や受動喫煙の危険性周知が必要」

 紙巻タバコより有害物質を9割削減するという宣伝効果などにより、火を使わない「加熱式タバコ」の利用者が拡大しています。しかし、加熱式タバコも有害物質を含んでおり、従来のタバコと同様に健康被害や受動喫煙の恐れがあります。禁煙をする飲食店などでも、加熱式タバコなら許可するというところも出ているようですが、これでは健康増進のための取り組みに反します。加熱式タバコの利用者が増えないように、政府は紙巻きタバコと同様の規制を行うべきです。

2面 巷  露  「伝えることの難しさ」
7面 天録時評  「危険な地域での記者拘束の防止へ
          政府の警告を無視した場合の責任明示を」
         「小さな種子の物語」⑫
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目279
         「身代金はテロ組織の活動費
          記者は身代金入手の格好の対象」
   草木片229「烏瓜」


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日本時事評論第1907号 編集便りNo.319 2018/11/02
 臨時国会が12月10日までの会期で、補正予算案や外国人労働者の受け入れ拡大に向けて在留資格を新設するなどの入管法改正案の審議などが行われています。外国人労働者の受け入れについては、生活保護受給者増や悪質な紹介業者の存在など先に解決すべき課題が山積しています。野党は、大臣のスキャンダルを追及する構えのようですが、国民の安全安心な暮らしの維持のためには、山積している課題をどう解決していくかについて、しっかり議論してほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「米中覇権争い 難しくなる外交の舵取り
         日米同盟基軸の方針を揺るがすな」

 貿易戦争という形で始まった米中の覇権をめぐる争いは、わが国の安全保障政策や通商政策、外交にも大きな影響が及ぶのは明らかです。今後、中国がわが国を反米親中国家とするために、宣伝工作などありとあらゆる手段を講じて、強力な内政干渉を展開するのは確実です。安全保障政策の基軸を日米同盟に置く政府を支持し、国民は中国の工作に踊らされないようにしなければなりません。

2面 天録時評 「国民こぞって殉職自衛隊員への追悼を
        平和と安全を守る自衛隊員に敬意と感謝を示そう」

 毎年、自衛隊の殉職隊員追悼式が営まれていますが、ニュースとしての取り扱いは小さいものです。安全保障関連法案が成立し、自衛隊員は今後、海外の紛争地域での住民保護や後方支援、邦人救助など、今まで以上に危険な任務が増加します。われわれの平和と安全を守っている自衛隊員に対し、感謝と敬意を表し、国民こぞって殉職隊員の追悼をすべきです。

4・5面 インタビュー「安全な食品照射の利用拡大の推進へ
            豊かな食生活や健康を守る有益な技術」
      食のコミュニケーション円卓会議代表 市川まりこ氏

 食品の滅菌等のために食品に放射線を当てる食品照射は、安全性が確立され、ほとんどの先進国が利用していますが、わが国ではジャガイモの芽止めに利用されているのみです。食のコミュニケーション円卓会議では、食品照射の利用拡大のために、実際の食品照射実験に基づく正しい情報を知らせる活動を行っています。代表を務める市川まりこ氏に、実験内容や今後の取り組みについて聞きました。

6面 天録時評 「『教育勅語』を政争の具にするな!
         不毛な論議より道徳教育の充実を」

 第4次安倍内閣認証式後の記者会見で、『教育勅語』に関する質問に柴山新文科相が「普遍性を持つ部分がある」と答え、野党議員や朝日新聞などが噛みつきました。政争の具として『教育勅語』が利用されている感が否めません。『教育勅語』の徳目は、すでに『特別の教科 道徳』に盛り込まれています。不毛の論議はやめ、道徳教育の充実、強化のためにも、政府側の現実的な対応が求められます。

7面 天録時評 「失敗した選手は『戦犯』ではない
         日本語を大事に正しく使おう!!」

 戦争法規に違反した戦争犯罪人を表す「戦犯」という言葉を、スポーツ競技などで敗因に直結する失敗をした選手を批判するために使用しているのをSNSなどでよく見ます。しかし、これは言葉の誤用であり、こうした誤用は日本語の乱れにもつながります。私たちは、言葉の本来の意味を確認し、正しい日本語を使うように心掛ける必要があります。

2面 巷  露  「ノーベル賞への道」
3面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み(5)
          様々な測定器具を用いる査察検証」
          日本核物質管理学会事務局長 岩本友則
7面 天録時評  「小さな種子の物語」⑪
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目278
         「米中の貿易戦争は覇権争い
          長期化し世界経済にも悪影響」
   草木片228「アオノリュウゼツラ」
         


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日本時事評論第1906号 編集便りNo.318 2018/10/19
 10月11日に、韓国の中央日報が、「韓国国会教育委、22日独島で日本歴史教科書の歪曲を糾弾」という見出しの記事で、韓国の国会教育委員長が「独島は5000年韓国の歴史が宿っているところ」と発言したことを、ネット上に掲載していました。5000年前の記録など存在せず、嘘であることは明らかですが、韓国は嘘をついてまで竹島を自国の領土と主張したいようです。尖閣問題での中国の主張と同様に、公人が平気で嘘をつく国を隣国に持つ自覚が必要です。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評「外国人急増 出入国管理体制の拡充を急げ
         不法残留や就労の取り締まりに警備官の増員を」

 外国人観光客の大幅増加や技能実習生の在留期間の延長、留学生の増加などで、わが国に在留する外国人が急速に増えています。それと共に、外国人の不法残留や不法就労、さらには外国人による犯罪が増加しています。わが国は、すでに約128万人もの外国人が働いており、国際的定義では世界第28位の約200万人の移民がいることになりますが、移民局もなければ不法残留などを取りしまる入国警備官なども不足しています。早急に、出入国管理や取り締まり体制の整備を行うべきです。

3面 天録時評 「サマータイムは生活様式を見直す一方策
         東京五輪の酷暑対策だけの導入は無意味」

 政府は、東京オリンピックまでの2年間限定で、サマータイムの導入を検討しています。選手の酷暑対策としての導入だそうですが、オリンピックのためだけの導入は無意味です。むしろ、今後の温暖化による酷暑化が進むだけに、働き方や余暇の過ごし方など国民の生活様式を見直す方法として、恒久的な導入を検討すべきです。

4・5面 インタビュー「中国の琉球・尖閣支配の歴史は皆無
         日本の領土 海外講演で尖閣史の真実を広める」
         長崎純心大学准教授・いしゐのぞむ氏

 中国が「自国の領土」と主張する尖閣諸島は、日本固有の領土であり、中国の主張は虚偽であることが、様々な史料の分析から分かっています。しかし、尖閣問題はなかなか解決しません。そこで、尖閣諸島の史料を分析し、日本固有の領土であることを広める講演を国内外で積極的に行う、長崎純心大学准教授のいしゐのぞむ氏に、中国の主張の嘘と尖閣問題解決のための方策について話を聞きました。

6面 天録時評 「似非憲法学者が阻む憲法改正
         『護憲のための研究』は学問の自殺」

 憲法改正の気運が高まらない大きな理由は、護憲を掲げる東大法学部を頂点として序列化された憲法学者の多くが、改正に反対しているからです。彼らの設立した『護憲のための研究』を掲げた全国憲法研究会は、学術団体ではなく政治運動団体です。これに加入している者は似非学者、ニセ学者と認識して、国民は彼らの声に耳を傾けるべきではありません。

8面 天録時評 「平和戦略として同盟締結の促進を
         集団的な安全保障の枠組みを構築せよ」

 わが国の安全保障は、対中国政策が最も重要です。中国と比較すれば軍事小国であるわが国が、主権を守り、地域の安定と平和を実現するためには、日米同盟に加えて、二国間や多国間の安全保障協力を強化し、多層的な安全保障協力関係を構築することが必要です。国連の集団安全保障が機能しない以上、信頼と協力関係構築のためには、集団的自衛権に基づく、相互防衛同盟が不可欠です。

2面 巷  露  「驕れる者久しからず」
3面 草木片227「だるまぎく/達磨菊」
7面 天録時評  「『フレイル』を知っていますか!?
          政府はカタカナ日本語の造語禁止を」/
         「小さな種子の物語」⑩


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日本時事評論第1905号 編集便りNo.317 2018/10/05
 9月20日に自民党の総裁選が行われ、安倍首相が3選を果たしました。安倍首相は「いよいよ憲法改正に取り組む」と党所属の国会議員に呼びかけていましたが、総裁選を戦った石破氏のように、与党内にも憲法9条の改正に異なる意見の議員もおり、憲法改正を発議して国民投票に行くまでに乗り越えなければならない壁がたくさんあるように感じます。安倍首相には、わが国の平和と安全を守るためにリーダーシップを発揮して、憲法改正を実現してほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「『人間宣言』を歴史教科書から削除せよ
         憲法は歴史と伝統に基づいて解釈を」

 わが国には、依然として様々な占領行政の残滓が残っており、国の運営にも影響を与えています。その一つが、中学校の歴史教科書にも記載されている『人間宣言』です。GHQの誤解に基づく政策の一つが、未だに教科書の中に生きています。同じことが憲法解釈にも言えます。憲法改正も必要ですが、わが国の伝統や文化、歴史に基づいた憲法解釈が不可欠です。

2面 天録時評 「平和と安定のために同盟関係の強化を
         中国による分断工作に躍らされるな」

 国際社会が大きく揺らいで、世界が不安定化する中で、わが国の平和と安定、豊かな生活を守るために、一層の努力が必要となっています。一方、中国は覇権を目指して軍拡を続け、日米分断などの工作活動も活発化させています。そうした謀略活動に国民は踊らされないように警戒しなければなりません。

3面 天録時評 「安定供給を優先し、発送電分離の中止を
         災害に強い電力供給体制の整備が急務」

 北海道大地震によるブラックアウトなど、わが国の電力供給は自然災害の前に脆弱さを露呈しています。こうした中で、2020年4月に実施予定の送配電部門の分社化を義務付ける発送電分離は、電気の安定供給を阻害する愚策と言わざるを得ません。南海トラフなど大規模地震やスーパー台風などが予想される中で、速やかな復旧工事を可能とするなど災害に強い電力網の整備こそが急務です。

4面 天録時評 「即位の礼に向け、議場に国旗を掲げよう
         国家への忠誠心や、国民としての責務の自覚を」

 全国各地の市区町村議会で、本会議場に国旗を掲げる議会が増えてきましたが、依然として国旗掲揚の反対派におもねって掲揚できていない議会も多くあります。地方議員といえども、国家への忠誠心を持ち、住民の利益に配慮すると共に国家全体の利益をも配慮して活動することが求められます。それだけに、議場に国旗を掲揚することで常に日本国を意識し、社会に対する責務を自覚することが重要です。公共機関である全国すべての議場での国旗掲揚を実現したいものです。

8面 天録時評 「歪曲された沖縄戦の歴史の修正を
         分断と対立に利用される県民のわだかまり」

 中国の軍事行動が拡大、活発化し、沖縄の重要性はますます高まっていますが、反基地運動も根強く展開されています。その根底には、沖縄戦で捨て石にされたという誤解や歴史の歪曲に基づく沖縄県民のわだかまりがあります。専守防衛を掲げるわが国は、沖縄での惨劇を再び繰り返さないため、また沖縄県民のわだかまりを解消するためにも、沖縄戦の検証と反省、そして教訓を学ぶことが必要です。

2面 巷  露  「最も予防しやすい大腸癌」
3面 草木片226「だんちく/暖竹」
5面 天録時評  「パートナーシップ条例の制定に反対を
          条例のめざす同性婚の容認で社会は荒廃」
6面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み(4)
          抜け道を塞ぐIAEAの精緻な査察」
          日本核物質管理学会事務局長・岩本友則
7面 天録時評  「和室の固定資産税の優遇を
          大工の減少で伝統技術が衰退」/
         「小さな種子の物語」⑨


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日本時事評論第1904号 編集便りNo.316 2018/09/21
 北海道では大地震が発生し、主力電源である苫東厚真石炭火力発電所のボイラーなどが破損し、運転停止を余儀なくされ、大規模停電が起こりました。この件で、自然エネルギー財団のウェブサイトには、火力や原子力など巨大発電所に依存する集中型電力システムに問題があるとし、再生可能エネルギーを中心とした小規模発電の分散型電力システムの構築が必要との意見が掲載されていました。しかし、再生可能エネルギーは安定供給の面で主力電源には不適格です。泊原子力発電所が稼働していれば、今回のブッラクアウトはなかったでしょう。再稼働こそ急ぐべきです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「福祉制度の悪用や不正利用を防げ
         外国人に指南する行政書士、弁護士を許すな」

 外国人などによるわが国の法や福祉制度の悪用、不正利用が増えています。わが国の法や福祉制度は外国人の利用を想定しておらず、審査規定などで不備な点が多くあり、その法の抜け道や悪用の方法を外国人に指南する行政書士や弁護士がいます。悪用防止のためには外国人の提出書類等の審査方法を厳格にし、一方で、脱法行為などを示唆した行政書士や弁護士を罰する規定等の法整備を急ぐべきです。

2面 天録時評 「平和の維持に防衛予算の増額は不可欠
         軍拡を続ける中国を批判しない朝日新聞」

 平成31年度の防衛省の概算要求では、総額5兆2986億円になりました。過去最大になったことから、朝日新聞をはじめとしてテレビ局や新聞社のほとんどが批判的に報じています。しかし、中国など周辺各国が急速な軍拡をしている時に、わが国だけが一定の軍事費増額をしなければ、抑止力の低下を招いてしまいます。平和を維持するために、防衛予算の増額は不可欠です。

3面 天録時評 「非居住区域で災害に強い国づくり
         人口減少社会で過疎地のインフラ整備は限界」

 近年の集中豪雨や地震などの自然災害で、過疎地や山の斜面に建てられた住宅地などで大規模な土砂崩れが発生し、多くの人命が失われています。災害に強いインフラ整備が不可欠ですが、総ての地域のインフラ整備には多額の費用がかかり、地方自治体や国の財政を圧迫します。自然災害の防止や行政効率を高めるために「非居住区域」を設定するなど、国策として戦略的な国土の活用を考えるべきです。

4面 天録時評 「太陽光発電が環境破壊の原因に
         開発届け出などの設置基準を定めた法整備を」

 再エネの固定価格買い取り制度の導入で急速に普及した太陽光発電設備が、台風や集中豪雨で破損し、土砂崩れが発生した場所では太陽光パネルが落下し、住民生活に影響を与える災害が発生しました。地盤が緩んだ所では二次災害が起こる恐れもあり、設置業者による点検等、速やかな防災対策が必要です。また、政府は土砂崩れの危険のある場所へ太陽光発電設備を設置させない等の法整備を急ぐべきです。

5面 天録時評 「自然エネで100%の電力供給は不可能
         読者に間違った情報を提供した徳島新聞」

 8月17日付けの徳島新聞に「四電 自然エネ 一時100%供給 今年五月 国内十社で初めて」との見出しの記事が掲載されました。自然エネルギーだけで100%の電力供給を賄うことが不可能なことは、専門家には常識です。徳島新聞の記事は、こうした知識のない一般読者を誤解させるものです。この記事の問題点について指摘します。

2面 巷  露  「国や家族を想って戦う」
3面 草木片225「さわひよどり/沢鵯」
6面 投  稿   スイス・チューリッヒ在住 Ahr久美子氏
          「国民から自衛隊を遠ざけてよいのか!?
          スイス 国民が軍と一体化して国を守る」
7面 天録時評  「運転免許証の『元号表記』の維持を
          西暦表記は伝統文化の消失につながる」
         「小さな種子の物語」⑧
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目277
         「領土拡大意欲を強めるロシア
          活発化する軍事行動に警戒せよ」


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日本時事評論第1903号 編集便りNo.315 2018/09/07
 自民党の総裁選が今月20日に行われます。立候補者である安倍首相は、憲法9条に第3項を設けて自衛隊を明記し、他党の賛同を得て憲法改正の早期実現を目指しています。一方、石破氏は憲法9条第2項を改正し、国防軍の創設を主張していますが、国民の深い理解が必要として改正に慎重な姿勢を示しています。しかし、わが国を取り巻く国際情勢を鑑みれば、憲法9条の改正は急務です。わが国のリーダーには、困難な憲法改正に挑戦する姿勢こそが必須です。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「スウェーデン
         徴兵制を復活し国防強化に取り組む
         国民参加を求める小冊子を全戸配布

 わが国の新聞やテレビでは、国防予算の概算要求が過去最大になったことなどを批判的に報道します。平和の維持のためには、平時の備えこそが最重要との常識すら欠落し、国防強化を論じることをタブーとする風潮が依然としてあります。平和を守るのは、国民一人ひとりの国防意識にかかっているとの自覚が必要です。徴兵制を復活させ、国防強化に取り組んでいるスウェーデンに学ぶべきです。

2面 天録時評 「軍隊アレルギーで国防意識が欠落
         平和を守るには国民の参加が不可欠」

 防衛省が、弾道ミサイル防衛システム「イージス・アショア」の配備について、配備候補地やその周辺市町村で住民説明会を行っています。しかし、参加した住民の姿勢は、自分さえ安全であれば、わが国の国防はどうでもよいという姿勢が目立っています。わが国の平和と独立を守るためには、敗戦の後遺症である軍隊アレルギーを、国民自身が払拭しなければなりません。

3面 天録時評 「高速増殖炉の開発を急ぎ再開せよ
         100年後を見通したエネルギー政策が必要」

 高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉の決定以降、わが国では高速増殖炉の研究開発は進んでいません。今年閣議決定されたエネルギー基本計画でも、核燃料サイクルの開発はフランスとの共同開発となり、計画の規模が縮小されています。エネルギー資源の乏しいわが国では、100年後を見通したエネルギー安全保障のために、高速増殖炉は欠かせません。わが国独自の高速増殖炉の開発を再開すべきです。

4.5面 いずみ会総会記念講演 衆議院議員・杉田水脈氏
        「歴史の捏造を許さず改憲実現を
         国連を利用した反日派の工作に反撃」

 『日本を取り巻く海外情勢と憲法改正』と題した、いずみ会総会記念講演会が、衆議院議員の杉田水脈氏を講師に迎え、8月5日に山口市で行われました。杉田氏は「反日リベラル派は国連を利用し、わが国を中傷する世論を形成し、世界中で護憲運動を展開している。歴史の捏造を許さず、憲法改正に取り組もう」と訴えました。その講演要旨を紹介します。

7面 天録時評 「NHK チャンネル数を削減し経営合理化せよ
         4K・8K放送などでの事業肥大化を許すな」

 NHKは、12月から衛星放送で4K・8Kというスーパーハイビジョン放送を開始します。しかし、番組内容はBS1やBSプレミアムで放送されているものとほぼ同じで、単にチャンネル数が増えるだけに過ぎません。NHKはチャンネル数を削減する等、経営の合理化、業務見直しを行うべきです。

2面 巷  露  「サウジアラビアの危機」
3面 草木片224「むくのき/椋木」
6面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み(3)
          厳格なIAEA保障措置構築のために
          日本核物質管理学会事務局長・岩本友則」
7面       「小さな種子の物語」⑦
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目276
         「『日本先制攻撃』を承認した米大統領
          国際法違反を繰り返した米国政府」


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日本時事評論第1902号 編集便りNo.314 2018/08/17
 今年は、7月から8月中旬にかけて全国的に「酷暑」が続きました。熱中症による救急搬送者数も過去最高を大幅に超え、7万人を突破しました。こうした中、文科省は都道府県の教育委員会に、夏休みの延期や臨時休業日の設定の検討を通知しました。子供たちの健康や命を守るためには、夏休みの延期だけでなく、夏のスポーツ大会や9月の大運動会の実施など、暑い時期に行われる行事について開催時期を変更する等、思い切った学校行事の見直しをしてほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評「『差別』のレッテル貼りで言論封殺!?
         新潮45 杉田議員の発言は差別発言にあらず
         同性婚の容認で社会秩序は崩壊し深刻な対立も」

 杉田水脈衆議院議員が「新潮45」の8月号に寄稿した「『LGBT』支援の度が過ぎる」の中での「『生産性』がないのです」という記述が、差別発言だとして批判されています。しかし、これは発言の趣旨を捻じ曲げた不当な批判です。どこにもLGBTの人々の人格を貶めるような記述はなく、「差別発言」とのレッテルを貼った『言論封殺』だと言わざるを得ません。

3面 天録時評 「五輪の運営を抜本的に見直せ
         米国のテレビ局優先の競技日程は本末転倒」

 近年の五輪は、米国のテレビ局の意向に合わせた開催時期や競技日程が組まれるなど、選手や観客は二の次になっています。その一方で、巨大化した大会を一都市で開催するのは、開催地に膨大な負担がかかり、立候補する都市も減っています。さらに、国際オリンピック委員会(IOC)は金儲け優先となっており、経理も公開せず、運営も不透明です。五輪をIOCの独占物とせず、開催地主導で開催時期や日程調整を行えるようにするなど、大会運営の抜本的な改革が求められます。

4・5面 インタビュー「全日教連・郡司隆文委員長に聞く
            国民の負託に応えるために研鑽に努める
          いじめ・不登校 子供としっかりと向き合う」

 教育現場は長時間勤務が常態化し、教員の働き方改革が急務である一方で、道徳の教科化や新学習指導要領への移行と業務の負担は増すばかりです。こうした現状にどう取り組むのかについて、日本の正しい教育の発展を願い、教育専門職としての誇りと責任を持つ教職員で構成され、『美しい日本人の心を育てる』を基本理念に掲げた全日本教職員連盟の郡司隆文委員長に聞きました。

6面 天録時評 「甲子園大会 炎天下の過密日程が高校生を潰す
         選手優先の運営に改善せよ」

 夏の甲子園大会が今年で100回目を迎えました。高校生の頑張りに感動を覚える一方で、炎天下の中で選手や観客が熱中症になったり、過密日程で選手が体を壊すなど問題も多く発生しています。酷暑の地区大会も含め、7〜8月の時期に過密日程で運営される夏の甲子園大会は改善が不可欠です。日本高等学校野球連盟は、主催者から新聞社を外し、運営組織の改革を行うべきです。

7面 天録時評 「進まない放射性廃棄物の処分場選定
         政府主導で候補地を決定すべき」

 原子力発電の廃棄物最終処分場の候補地となり得る地域を示した「科学特性マップ」に基づき、原子力発電環境整備機構が、当該自治体の住民への説明会を開いています。しかし、住民への理解は広がらず、処分場選定のための調査も進んでいません。廃棄物問題は原子力発電を利用したわれわれ世代が責任を持って解決すべき課題であり、政府・自民党が先頭に立って国民の理解を得る努力をすべきです。

2面 巷  露  「事前対応型の避難対策」
3面 草木片223「かわらなでしこ/河原撫子」
7面       「小さな種子の物語」⑥
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目275
         「正義と秩序を基調とする平和の確立
          戦争のない状態が真の平和ではない」


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日本時事評論第1901号 編集便りNo.313 2018/08/03
 アジア全域で「酷暑」が続き、中国ではエアコンの急増で停電が頻発しています。わが国でも対岸の火事ではありません。原子力発電は全38基中、わずか6基しか稼働しておらず、ギリギリの供給体制です。ほとんどの電力は二酸化炭素を発生する火力発電で賄っています。気象庁は、今年の暑さを「長期的には地球温暖化の影響が表れてきている」と説明しています。地球温暖化の防止と命を守るためにも原子力発電は不可欠であり、再稼動や新規建設を急ぐべきです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「緊急避難には『避難命令』が効果的
         土砂災害危険区域の利用規制の強化も」

 集中豪雨などで発生する土砂災害から国民の生命、財産を守るためには、砂防堰堤などの施設整備が急務です。しかし、急峻な地形に加え、脆弱な地質が広く分布しているわが国では、危険個所はあまりにも多く、短期の実現は困難です。現実的対策としては、危険区域での住宅建設を禁止する土地の利用規制をせざるを得ません。また、住民は日頃から防災意識を高めて、危険を早めに察知し速やかに避難できるように心掛けることが求められます。

2面 天録時評 「憲法改正国民投票
         日教組などの組織的運動の禁止を
         影響力の大きい教員の勧誘活動」

 憲法改正の国民投票では教員や公務員の勧誘活動が容認されています。しかし、護憲の思想を持った社会科の多くの教員は、憲法を不磨の大典として現実を見ようとしません。彼らの影響力は大きいだけに、日教組などの組織的な活動は規制すべきです。

3面 天録時評 「GI登録の特産品製法基準を厳格に
         伝統的製法を守る老舗を外した農水省」

 地域で育まれた特産品の地域銘柄を守る地理的表示保護制度(GI制度)が導入され、現在、愛知県の「八丁味噌」を含め、62の銘柄が登録されています。しかし、「八丁味噌」の登録を巡り、農水省は、伝統製法を継承し、昔ながらの味や品質を守る愛知県岡崎市の老舗二社を登録から外しました。これは制度の目的に反します。農水省は、地域の特産品を守るために製法基準を厳格化すべきです。

4・5面 インタビュー 東亜大学教授・崔吉城氏
     「慰安婦問題 客観的資料の分析に韓国も協力を
      日本軍による強制連行や性奴隷扱いの証拠はない」

 慰安婦問題の日韓合意にもかかわらず、韓国は日本軍が朝鮮人女性を強制連行し性奴隷として扱ったとして、世界各地に慰安婦少女像を建立し、対日批判を繰り広げています。その背景には、韓国特有の文化の問題もあります。そこで、『朝鮮出身の帳場人が見た 慰安婦の真実』の著者で、文化人類学を専門とし、戦争と性の関係や、性と政治が深く関わる韓国社会について研究している東亜大学の崔吉城(チェ・イルソン)教授に、慰安婦問題の本質や今後の対応のあり方などについて聞きました。

7面 天録時評 「生活保護費 不正受給の防止を!!
         返還金強制徴収などの罰則強化も必要」

 生活が困窮している人に、その程度に応じて必要な保護を行う生活保護制度を悪用し、生活保護費を不正受給する人が絶えません。不正受給者には返還金が発生する等の罰則がありますが、返還金を返さない人が多いのが実情です。返還金強制徴収などの罰則の強化が不可欠です。

2面 巷  露  「世界最高水準のジェットエンジン」
3面 草木片222「おにぐるみ/鬼胡桃」
6面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み(2)
          核兵器への転用を防止する検証活動
          日本核物質管理学会事務局長・岩本友則」
7面       「小さな種子の物語」⑤
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目274
         「国民が国防の気概を失った国は危うい
          悲惨さを語り継ぐだけでは平和は守れない」


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日本時事評論第1900号 編集便りNo.312 2018/07/20
 西日本の広範囲で、数十年に一度という豪雨による河川氾濫などの甚大な災害が起き、多くの命が失われました。ニュースでは、「長年住んでいるけど、こんなことは初めてだ」との被災者の発言がありましたが、豪雨や地震などの自然災害は、自分の住む地域で経験がないからといって、決して安心できません。自然災害だけでなく、中国や北朝鮮によるミサイル攻撃も同様でしょう。災害からわが身を守るには、早めの対応と日々の避難訓練や防災対策が不可欠です。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「虚偽DVの悪用を招く欠陥制度
         離婚や親権獲得に支援措置を悪用する弁護士」

 DV(配偶者などからの家庭内暴力)被害者への支援制度が悪用され、大きな弊害が出ていることが名古屋地方裁判所の判決でも指摘されました。さらに、加害者とされた夫側の救済手段もない制度の改善も求めています。政府は、早急に見直し作業に取り掛かるべきです。

2面 天録時評 「人工妊娠中絶の減少に取り組め
         行政と連携 産婦人科が特別養子縁組を斡旋」

 わが国は、望まぬ妊娠や経済的な理由で人工妊娠中絶をする件数は、世界第五位の多さです。一方、子供が欲しくても身体的な理由で産めない夫婦が、養子縁組などで子供を迎え入れる場合もあります。平成25年度から医療機関と行政が連携し、特別養子縁組を斡旋する機関も発足しました。厚労省を中心に、特別養子縁組制度や斡旋機関の周知を徹底し、人工妊娠中絶の減少に取り組むべきです。

3面 天録時評 「ワイドショー 番組制作者は放送法を遵守せよ
         ニュースのコメンテーターには必ず専門家を」

 最近のニュース番組の多くが、コメンテーターとしてタレントを出演させ、複雑な政治や社会問題に関して一般的な意見を述べさせています。これは、放送法第4条の「意見が対立している問題についてはできるだけ多くの角度から論点を明らかにする」に反しています。情報番組であっても、国民が考える上で参考になる多様な意見を紹介する責任があります。番組制作者は、政治や経済に関するニュースでは専門家を必ず出演させ、国民の知る権利を保障する責任を果たすべきです。

4・5面 天録時評「仏教を根本として国づくりをした聖徳太子
          人権尊重や民主主義的な国家運営を目指す」

 わが国は犯罪が少なく、社会秩序が保たれた世界でも稀な安全、安心な社会となっています。これは先人の努力の賜物ですが、その中でも十七条憲法などを制定した聖徳太子は、国づくりの礎を築き、大きな業績を残しました。聖徳太子を歴史教科書から抹消する動きがありますが、むしろ、豊かな社会を子孫に継承するためにも、その業績やその思想を学び、広く顕彰すべきです。

6面 天録時評 「イージス・アショア配備は不可欠
         中国からのミサイル攻撃も視野に入れよ」

 ミサイル防衛網の構築は、わが国の安全保障にとって喫緊の課題です。北朝鮮の脅威ばかりに目を向けていますが、実際にわが国に多数のミサイルの照準を合わせているのは中国であり、北朝鮮と中国に対するミサイル防衛対策が必要です。そのためにも「イージス・アショア」の配備は不可欠です。また、他国からの本格的な攻撃はミサイル攻撃で始まるだけに、被害を少なくし、国民の国防意識の向上のためにも、ミサイル避難訓練は継続すべきです。

2面 巷  露  「原爆6千発分は誤解」
3面 草木片221「はまゆう/浜木綿」
7面 天録時評  「親北政策に走る韓国・文政権
          強まる反日政策に毅然とした対応を」
          小さな種子の物語④
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目273
         「中国・海警が大型化と武装力の強化
          領海警備は海上自衛隊の任務に」


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日本時事評論第1899号 編集便りNo.311 2018/07/06
 ロシアでは、サッカーのワールドカップが開催され、選手は国の代表として国民の期待を背負い、懸命に戦っています。国民は、普段はサッカーをあまり見ない人も一丸となって自国チームを応援しています。試合前には、対戦する両国の国旗が掲げられ、国歌が流れますが、この時はどこの国でも選手と観客が国旗や国歌を通じてひとつにまとまります。わが国には、日の丸掲揚や君が代斉唱に反対する人たちがいますが、国民がひとつにまとまるために必要不可欠なものであることを、ワールドカップ観戦で改めて認識しました。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「海の総合病院『病院船』の建造へ
         大規模災害時や戦時の救命救急に不可欠」

 南海トラフ大地震が起これば、沿岸部の医療機関は壊滅状況になると予想されています。大量の負傷者や患者の救出活動も困難を極めるだけに、海の総合病院と言われる病院船の有用性は高いものです。自衛官の命を守るためにも、大量の負傷者の救命救急に対応できる病院船が必要です。高価な建造費や維持費の面から見送られていますが、海に囲まれたわが国こそ病院船を保有すべきです。

2面 天録時評 「憲法が求める積極的平和主義に立て
         平和構築やルール維持に責任を果たす必要」

 戦後のわが国は贖罪を求められ、謝罪外交は今でも続いています。二度と過ちを犯さないことばかりが強調され、国際社会での受動的、消極的な姿勢が当然視されてきました。しかし、それではわが国の平和と安全を維持することも、世界平和に貢献することも今後はできません。国際秩序が大きく変化しつつある今、わが国も国際社会の一員としての責任を果たすための積極的な活動に転換すべきです。

3面 天録時評 「小学校の英語教科化は不必要
         考える力を育むのは国語や算数」

 2020年度から小学校で教科となった英語が導入されます。教科となれば、理解できたかどうかを評価することになりますが、今まで成績を気にすることなく楽しく学んでいた英語に苦手意識を覚える児童の増加が懸念されます。文科省は、英語でのコミュニケーション能力の育成を目指していますが、自ら学び、自ら考える力の強化の観点からすれば、国語や算数の授業の充実こそが急務です。

4面 天録時評 「天皇陛下の『観閲式』ご臨席実現を
         陛下のお言葉が自衛官の士気を高める」

 世界各地で活動するわが国の自衛官ですが、世界情勢が混沌とする中、命の危険を顧みず活動する場面も増えることが今後予想されます。そんな自衛官に対し、天皇陛下が激励のお言葉を述べられる機会を設けることは、国民が自衛官に敬意と感謝の心を持ち、自衛官の士気を高める上でも重要なことです。政府は、自衛隊の創設70周年記念式典や「観閲式」に、天皇陛下のご臨席の実現を目指すべきです。

5面 天録時評 「明治維新は『革命』ではない
         歴史を歪める西郷隆盛の『革命家』表現」

 「革命」という言葉の意味は、暴力や武力でもって政権を転覆し、政治・経済・社会体制を根本的に変革することで、安易に使用すべきではありません。しかし、依然として「革命」は濫用されており、歴史上の人物を物語る大河ドラマまでも使用しています。これは、歴史や歴史上の人物像を歪めてしまう愚行であり、視聴者に誤解を与えてしまいます。安易な「革命」の使用は止めるべきです。

2面 巷  露  「リバウンドにご注意」
3面 草木片220「えびがらいちご/海老殻苺」
6面 投  稿  「原子力の平和利用に向けた取り組み(1)
          北朝鮮の非核化の実現へ
          日本核物質管理学会事務局長・岩本友則」
7面 地域便り(福岡県福岡市)「明治維新の功績を学び広げよう
          第16回台湾特別講演会を福岡市で開催」/
          小さな種子の物語③
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目272
         「政治ショーだった米朝首脳会談
          北朝鮮非核化の好機を逃すな」


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日本時事評論第1898号 編集便りNo.310 2018/06/15
 6月6日号の読売新聞に、昨年1年間の自殺者数は8年連続で減少したが、未成年だけに絞ると増えたというデータが紹介されていました。また、NPO法人若者メンタルサポート協会理事長の岡田氏が、「死にたい」と思っている若者の多くは、親が不仲で家に居たくないという悩みを抱えていると指摘していました。夫婦がお互いに感謝しあい、仲良くすることが、未成年者による自殺、非行、望まぬ妊娠などの社会問題を防止する最善策です。そして、円満な家庭を築き、世の中の役に立っていくことが、われわれ大人の責務だと改めて気付かされた次第です。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評「ドイツと共に『再エネ敗戦国』となるな
          脱炭素化社会は原子力発電なくして不可能
          エネルギー基本計画は課題を先送りするな」

 6月末にも閣議決定される予定の「第5次エネルギー基本計画」の素案では、原子力発電の建て替えや新設の具体化に踏み込んでいません。このままでは二酸化炭素の排出削減もできず、国民は高騰する電気料金の負担に苦しむと共に国力は衰退し、ドイツと共に「再生エネルギー敗戦国」となりかねません。問題の先送りを止め、原子力発電所の必要性を国民に訴えるべきです。

3面 天録時評 「親への性教育や情報提供の充実を
         望まぬ妊娠防止の第一義的責任は親」

 望まぬ妊娠を防止するには、親が子へきちんと性教育をすることが不可欠ですが、多くの親が、何をどう教えてよいかが分からず、悩んでいるのが実情です。親が性教育について学べる場や情報提供の充実が必要です。文科省は、性に関する知識だけでなく、異性を思いやる性道徳や性犯罪から身を守る方法をまとめた副読本を作成し配布するなど、学校と親が性教育で連携できる対策を急ぐべきです。

4・5面 天録時評「明治維新150年を迎えて
          明治維新は近代世界史に輝く偉業
          立憲君主国家として国際社会の主要な一員に
          西欧列強から独立を守るために苦闘した先人」

 明治維新は、日本史だけでなく近代の世界史の中でも高く評価される出来事です。わが国が植民地化を免れただけでなく、幕末から明治時代の急速な近代化の歩みは、欧米の植民地支配や人種差別の解消へと大きな流れをもたらしました。歴史に「もし」はありませんが、「もし」を考えることで明治維新の意義を評価することは、明治150年を迎える今年こそふさわしいことです。

6面 天録時評 「再エネ設備 リサイクルなどの法整備を急げ
         太陽光パネルや風車の不法投棄を許すな」

 太陽光パネルの大量廃棄時代を迎えようとしていますが、太陽光パネルや風力発電の羽根などの廃棄に関する法整備はできていません。このままでは、使えなくなった太陽光パネルや風力発電の羽根などの不法投棄も防げません。再生可能エネルギーを主力電源とするからには、こうした廃棄物が不法投棄されないように、廃棄処理に関する法整備を急ぐべきです。

7面 天録時評 「誹謗中傷の投稿は犯罪行為
         匿名でも簡単に送信者は特定できる」

 インターネットのニュースのコメント機能を利用して、他者への誹謗中傷を投稿している人がいます。誹謗中傷は、立派な犯罪行為です。誹謗中傷など、他者に迷惑をかけ、社会の秩序を乱すような行為を行っていては、決して幸運は訪れないことを肝に銘ずべきです。

2面 巷  露  「行政の信頼回復へ」
3面 草木片219「たいさんぼく/泰山木」
7面 小さな種子の物語②
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目271
         「ポピュリズム政党の躍進で不安定化
          衆愚政治に陥る危険を自覚せよ」


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日本時事評論第1897号 編集便りNo.309 2018/06/01
 最近、野党の政治家や評論家などが、日大アメフト部の悪質タックル問題と安倍首相の政治姿勢を重ねた発言を行っています。立憲民主党の枝野代表も、「証拠があっても、開き直れば通用し、ごまかしが利く。そんな社会であっていいのか」と発言しています。しかし、日大アメフト部の問題を、政権打倒の具にする人たちの姿勢こそ、目的達成のためには手段を選ばないという悪質な姿勢だと指摘せざるを得ません。国民は、こうした扇動に踊らされないことが必要です。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「中国対策 土地や企業買収の取り消し可能に
         安全保障の観点から法整備を急げ」

 中国は、自国に不利益になる国際ルールは守らず、外国資本には厳しい規制を行っています。これでは対等な競争は行えず、中国企業を利するばかりです。わが国は、中国企業や中国資本に対して、中国が外国企業や外国資本に認めている範囲内での活動に制限すべきです。とりわけ安全保障の面から、中国資本による国内の企業や不動産の買収などを取り消しできる法整備が必要です。

2面 天録時評 「面従腹背の前川氏に講師の資格なし
         安倍政権打倒の先兵役 反日左翼が利用」

 文科省ぐるみの天下り斡旋の責任を取って辞任した前川喜平・元文科省事務次官が、全国を回って講演しています。講演会の主催者は、わが国の道徳観や価値観を否定する反日左翼の運動家たちです。前川氏はこれまでの言動から、不誠実で、尊敬も信頼もできない人物であり、道徳を破壊し、人間の価値を貶め、目的のために手段を選ばない人々には「レッドカード(退場)」を突きつけるべきです。

3面 天録時評 「感染症患者 強制隔離できる法整備を 
         現行インフル特措法では大流行は防げない」

 航空網などの輸送機関の発達で、致死性の高い新型の感染症の大流行は人類にとって共通の脅威となっています。感染症の大流行を防ぐには、「水際作戦」では限界があり、発症した患者はもちろん感染の疑いのある者の強制隔離が不可欠です。新型の感染症から国民を守るためには、新型インフルエンザ等対策特別措置法等で、感染地域の封鎖や駅などの閉鎖などもできる法整備を急ぐべきです。

4・5 インタビュー「水産資源管理に鯨類捕獲調査は不可欠
           増える鯨が大量の魚を捕食
           日本鯨類研究所顧問・加藤秀弘氏」

 反捕鯨国により、わが国は商業捕鯨のみならず調査捕鯨まで批判されています。しかし、保護政策で増えすぎた鯨によって、海洋生態系のバランスが崩れつつあるとの指摘もあり、鯨や他の水産資源の保護管理を科学的データに基づいて取り組むことが不可欠です。鯨の保護と水産資源保護をどのように両立させるべきかについて、日本鯨類研究所顧問の加藤秀弘氏にインタビューをしました。

6面 天録時評 「『明治150年』は大事な国の節目
         歴史に学ぶ姿勢と先人への感謝を忘れるな」

 明治改元から150年の節目の年に、わが国の平和や繁栄に至った来し方や先人の歩みを、国を挙げて振り返り、今後の針路を考えることは大きな意義を有します。しかし、「明治維新」を否定する短絡的な思考や感情に支配された人々による無責任な言説の影響により、今一つ盛り上がりに欠けている感が否めません。歴史に学び、先人に感謝すると共に、祖国に誇りの持てる歴史教育こそが求められます。

2面 巷  露  「議員はもっと勉強を」
3面 草木片218「すいかずら/忍冬」
7面 天録時評  「大人こそ道徳を学び直せ
          因果応報の自覚が必要」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目270
         「米国に代わる『覇権』国家を目指す中国
          虎視眈々と狙う尖閣諸島の実効支配」


※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
日本時事評論第1896号 編集便りNo.308 2018/05/18
 先日、高校に通う娘が、携帯電話に知らない女の子と思われる名前の人からメッセージが入ったと報告してきました。身に覚えのないメッセージには絶対返信しないように約束させると共に、怪しいメールが届いたことを隠さず報告してくれたことをうれしく思いました。昨今、SNS等から性犯罪に巻き込まれる事件が多発しています。こうした犯罪から子供を守るためにも、日々の会話を大切にし、何でも相談できる親子関係を築いておくことの大切さを実感しました。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「審議拒否する野党が議会政治を破壊
         スキャンダル暴きは不振と無関心を高める」

 野党によるスキャンダルをめぐる審議拒否が、ゴールデンウイーク明けまで続けられました。しかし、国民が期待しているのは、わが国の安全保障の強化や税制や経済など山積する課題の解決です。国政とは無縁のスキャンダル攻撃は、与野党問わず政党への信頼を喪失するという悪循環に陥ります。政治の信頼回復は、国会での地道な政策論議以外にないことを野党議員は認識すべきです。

2面 天録時評 「北朝鮮半島問題 非核化には経済制裁の継続を
         経済支援より核廃棄が先」

 金正恩朝鮮労働党委員長は、南北首脳会談で冷酷な独裁者とのイメージを払拭する政治ショーの主役を演じ、「板門店宣言」で核とICBMを保有したまま、経済制裁を無力化する道を切り開きました。まもなく米朝会議が予定されていますが、核全廃への取り組みと経済解除を連行させた行程表を作成し、北朝鮮に経済支援だけをつまみ食いさせるようなことをさせてはなりません。

3面 天録時評 「野生動物の管理体制の構築を急げ 
         森林の荒廃で自然災害が多発」

 シカによる、森林の植栽木への食害や農作物被害、交通事故などが増えています。特に植栽木への食害は森林を荒廃させ、土砂崩れなどの自然災害の誘発に直結しています。こうした災害は、人間の生活を脅かし、動物の生存も脅かしてしまいます。中山間地域の集落が失われていく中で、野生動物の増加が必至であり、共存のための管理体制を具体化することが急がれます。

4・5 天録時評 「戦略研究学会第16回大会から
         グレーゾーンに対処する緻密な戦略の構築を
         中国の台頭による衝突の危機を避けるために」

 過去・現在・未来にわたる全地球的な戦略課題を社会科学的に研究し、「戦略学」の確立や質的向上を図ると共に、危機・戦争といった不確実、不透明な異常事態への日本の抗堪力、対応力の向上に貢献することを設立目的とした「戦略研究学会」の第16回大会が「『グレーゾーン』の戦略論」を共通テーマに開催されました。その講演要旨を紹介します。

6面 天録時評 「性教育 保護者や家庭との連携強化を
         望まぬ妊娠を防ぐために」

 今年の3月、東京都の公立中学校で、性交や避妊、人工中絶を取り扱った公開授業が行われました。都教委は、「学習指導要領を超える内容を教える場合は事前に保護者の理解と了解を得られた生徒に限り、個別やグループで授業を実施することが望ましい」と指摘しました。子供たちの性犯罪防止や健全育成のためには、異性を思いやる性道徳の充実と、発達段階に応じた科学的知識を教えることを両立させた性教育が必要です。そのためにも、保護者の協力と家庭での正しい性教育の実施が望まれます。

2面 巷  露  「難しい内部告発」
3面 草木片217「のいばら×やまいばら」
7面 天録時評  「事業主の責任を果たさないテレビ朝日
          セクハラ問題を政権打倒の具にするな」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目269
         「安易な経済制裁解除は過去の二の舞に
          巧妙な政治ショーの南北首脳会談」


※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
日本時事評論第1895号 編集便りNo.307 2018/05/04
 わが家には、「ニンテンドースイッチ」というゲーム機があります。少し前まではゲーム機を常時設置し、わが子と「土日に2時間」という使用ルールを決め、違反すれば「1カ月使用禁止」の罰則を設けていました。しかし、1カ月が経って解禁すると、また違反するので、親の責任でゲームを許可した時間だけ設置するというルールに変えました。ゲームのし過ぎを防止するには、ギャンブルと同様、すぐにゲームができる環境を無くすことが最善策だと悟った次第です。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評「平和を守ることを放棄した日本国憲法
         兵役と軍隊を持つスイス憲法こそ『平和憲法』」

 わが国が平和を享受してきたのは、日本国憲法のお陰ではありません。むしろ、現憲法は自力で平和を守ることを放棄しています。スイスでは、国民皆兵制の軍隊を持つことを憲法に明記し、国防体制を整えて平和を守り、世界平和の構築にも積極的に取り組んできました。スイスと比較すればわが国を「平和国家」、憲法を「平和憲法」と呼ぶことは恥ずかしいばかりです。国際社会の一員として信頼されるためには、米国製憲法の墨守をやめ、自らの手で憲法を制定すべきです。

3面 天録時評 「パチンコの換金禁止や公営賭博の廃止を
         入場料金規制でギャンブル依存症は防げない」

 政府与党が、カジノを含む統合型観光リゾートの実施法案の中に、ギャンブル依存症対策として入場料を6千円にするなどのカジノ規制を盛り込みました。しかし、この規制案ではギャンブル依存症の根本的な防止にはなりません。ギャンブル依存症を防止するには、誰もが簡単にギャンブルすることができる環境を無くすことが不可欠です。

4・5面 原子力特集「第51回原産年次大会から 
           原子力発電なしに未来の展望は開けない
           温暖化防止や安全保障に大きな貢献」

 「原子力が未来を担うエネルギーたり得るには」と題した日本原子力産業協会主催の第51回原産年次大会が、東京都で開かれました。今大会では、単純な発電単価の比較だけでエネルギーを語ることは誤りであることが共有され、また、自由化された電力市場では、巨額の初期投資が必要な原子力発電所の建設を民間だけで担うのは制度的に不可能であると指摘されました。大会の要旨を紹介します。

6面 天録時評 「放射線の恐怖を煽る授業を許すな
         風評被害は放射線への誤解と不安から」

 福島への風評被害を防止するには、科学的事実に基づく放射線教育が不可欠です。しかし、原子力発電に反対する教員による放射線の恐怖を煽るような授業がいまだに行われています。教育委員会は、学習指導要領に即した放射線教育が行われるように指導すべきです。

7面 天録時評 「安易な離婚は社会を乱す
         夫婦円満には相互理解が不可欠」

 3組に1組の夫婦が離婚する今日、「離婚式」を行い、離婚を「相手からの卒業」などとするビジネスも誕生しています。しかし、離婚を奨励する風潮は社会の基礎単位である家庭の破壊を助長します。米国では、婚姻を維持するための夫婦カウンセリングが普及し、離婚の危機を克服しています。わが国でも夫婦不和解消のための夫婦カウンセリングの普及など、安易な離婚を増やさない対策が急務です。

2面 巷  露  「鉄壁の監視国家の誕生」
3面 草木片216「かたくり/片栗」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目268
         「米・英・仏のシリアへのミサイル攻撃
          化学兵器の使用を止めさせる人道的干渉」


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日本時事評論第1894号 編集便りNo.306 2018/04/20
 平成30年度が始まり、小学校では「特別の教科 道徳」が導入されました。教科書もでき、教育出版社のように災害現場での自衛隊の救助活動について掲載している教科書もありました。学校教育の中で、私たちの安全や国の平和を維持するために活動している自衛隊のことを学ぶ機会があることは、自分たちの国は自分たちで守るという国防意識を育てる上でも重要です。国民のために献身的に職務を遂行する自衛官に感謝の気持ちを持つような教育を望みたいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「“捕鯨”は水産資源保全のためにも必要
         科学的管理に反する捕鯨反対派の主張」

 商業捕鯨への反対の声は、欧米を中心に依然として大きく上げられています。確かに絶滅が危惧されるシロナガスクジラは増えていません。しかし、これはミンククジラが大量に増え、シロナガスクジラの餌を奪っているためです。また、増えた鯨類が大量の魚を餌としています。鯨も他の水産資源と同様に、科学的データに基づいて、適切な量の捕獲を認め、資源管理を行うべきです。シロナガスクジラなどを絶滅から守ると共に、水産資源のためには商業捕鯨の再開が必要です。

2面 天録時評 「自衛官の人権を尊重しない護憲派
         国防を軽んずる叙勲制度の見直しを」

 自衛官は、災害現場での救助活動をはじめ、われわれ国民のために献身的に職務を遂行しています。しかし、訓練中に自衛隊で事故が起こると、新聞やテレビでは殉職を悼むのではなく責任を追及するばかりであるなど、自衛官への待遇は決して敬意を十分に表しているものとは言えません。自衛官への叙勲制度や、将来の国防を担う人材を育てる防衛大学校の学校長の選考などを見直すべきです。

3面 天録時評 「離婚目的に子供を連れ去った妻への 
         婚姻費用の分担請求を認めるな」

 離婚などの夫婦間の訴訟などに関して、裁判所などが法の運用で女性の権利を偏重するようになってきました。婚姻破綻の責任があり、婚姻継続の意思がない妻側からの婚姻費用の分担請求を認めるのは、立法趣旨に反しています。それを悪用して離婚や親権の放棄を夫側に認めさせる事例も増えています。家庭裁判所は、一方的に子供を連れ去った妻からの婚姻費用の分担請求を認めるべきではありません。

4・5面 原子力特集 「研究開発進む第四世代原子炉
            ガス炉研究でリードする日本」

 今後ますます電力需要の伸びが予想され、安定的かつ安価、そして温室効果ガスを排出しないエネルギー源が求められている今日、原子力発電は不可欠です。安全性が高く、効率性に優れ、さらに核燃料廃棄物の削減ができる第四世代炉の実用化が待たれる所以です。こうした中、3月26日から3日間、大阪大学で日本原子力学会の「2018年春の年会」が開かれました。新型炉部会セッションで報告された、世界各国の第四世代炉の研究開発状況について紹介します。

6面 天録時評 「国を守る兵役は『苦役』ではない
        『徴兵制は憲法違反』という政府見解の撤回を」

 スウェーデンやフランスで徴兵制が復活しました。一方、わが国の政府は「徴兵制は意に反する苦役だから憲法違反だ」との見解を示しています。しかし、兵役を苦役とするのは、世界の非常識です。国を守ることを、国民の崇高な義務としている国がほとんどです。国を守ることを犯罪者に課す処罰と同じ苦役としてしまう政府見解は、ただちに撤回すべきです。

2面 巷  露  「平和は有事への備えから」
3面 草木片215「だいせんみつばつつじ/大山三葉躑」
7面 天録時評  「スマホ依存が招く認知症的症状
          長時間の使用が脳を疲労させる」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目267
         「欧米対ロ 外交官追放合戦で高まる緊張
          外交官という名のスパイが情報収集活動」


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日本時事評論第1893号 編集便りNo.305 2018/04/06
 国会では連日、「森友学園」の文書改竄問題が議論されています。文書改竄はあってはならず、与野党の枠を超えて解明しなければなりません。ただ、憲法改正も重要な課題です。特に、憲法9条に自衛隊の根拠規定を設けることや、外部からの武力攻撃に対する緊急事態条項を設けるなどの改正は喫緊の課題であり、こうした議論を積極的に行ってほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「森友文書改竄問題
         疑惑捏造の倒閣運動に踊らされるな
         自己保身から集団に同調しやすい日本人」

 学校法人「森友学園」への国有地売却などに係わる決裁文書の改竄問題が、安倍政権の倒閣運動に利用されています。改竄された文書が国会に提出されることはあってはならず、どのような経緯で改竄されたかを明らかにすることは必要です。しかし、南北朝鮮会談、米朝会談などが予定され、重要課題が山積している中で、この問題だけに国会審議が費消されることは国民にとって大きな損失です。国会が特別委員会を設置して解明すべきです。また、国民は倒閣運動に踊らされてはなりません。

2面 天録時評 「わが国の国防は本当に大丈夫か
         迅速な防衛出動の発令にも大きな壁」

 わが国の国防の基本理念は「専守防衛」です。たとえ北朝鮮からミサイル攻撃を受け、それを武力攻撃だと決定し、防衛出動を発令しても、北朝鮮軍がわが国の領海、領土に侵攻してこなければ、わが国は何もできません。また、専守防衛における防衛力の行使には、わが国が武力攻撃を受けても自衛隊は相手の基地を攻撃しないばかりか、自国の領土とその周辺だけで作戦を遂行するという大きな制約が課せられています。これでは国民の生命や財産を守ることはできません。専守防衛は廃棄すべきです。

3面 天録時評 「躾を学校に押し付けるな 
         『ブラック校則』は家庭の教育力低下が原因」

 合理性がなく、必要性もないと思われる校則を「ブラック校則」と名付け、全国の学校に改善を求める運動が行われています。しかし、自律心がなく、学校で反抗的に振る舞い、他者に迷惑をかけ、授業すら妨害する生徒がいる以上、詳細で具体的な校則は必要です。また、家庭で子供の躾ができず、学校に頼る親もいます。本来、家庭で行うべき躾を学校に押し付けている現状こそが本質的な課題です。

4・5面 天録時評「知っておきたい憲法9条の基礎知識
          独立と主権、平和と安全を守るために」

 安倍首相は、東京五輪・パラリンピックが行われる2020年を目標に、憲法9条に自衛隊の根拠規定を設けるなどの改正を行いたいと表明しました。緊張が高まるばかりの東アジア情勢を鑑みると、憲法9条を中心にした改正の議論は、喫緊の課題です。そこで、憲法9条の何が問題なのか、現行憲法の制定過程から整理してみました。

7面 天録時評 「ダイヤモンド葬は日本人の生き方を否定
         先祖供養を軽視してはならない」

 故人の遺骨からダイヤモンドを作って傍らに置いておけば、墓は不要という「ダイヤモンド葬」なるものを売り込んでいる業者があります。しかし、遺骨からアクセサリーなどを作る供養の仕方は、単なる自己満足に過ぎません。墓を否定して、正しい供養を軽視する社会は、人々から敬神崇祖や報恩感謝の心を奪い、社会秩序を乱してしまいます。金儲けのために墓を否定するものには、天罰が下ると警告せざるを得ません。

2面 巷  露  「増える不安障害」
3面 草木片214「しゅんらん/春蘭」
6面 天録時評  「入口広く出口狭い大学入試に
          落とすための難問化が出題ミスを招く」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目266
         「外部からの武力攻撃を緊急事態に
          憲法改正反対派におもねる自民党案」


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日本時事評論第1892号 編集便りNo.304 2018/03/16
 私たちの生活は、大変便利になりました。例えば、食器洗いは「食洗器」が、掃除は「ルンバ」を使えば、留守の間に済ませてくれます。そのため、子供と共に家事をするなど、家族で分担して手伝わせる機会が少なくなりました。これは、本号3面に掲載したように、子供の自立心を育む機会を親自身が奪っているのかもしれません。子供の自立心を育むためにも、親は子供が自主的に家事を手伝うように工夫したいものです。(田村)

1面 天録時評 「『御代替』すべての儀式を国事行為に!
         収穫を感謝する大嘗祭は国家の重要祭祀」

 新しい天皇陛下の即位にあたっては、「御代替わり」と呼ばれる一連の儀式が行われます。このうち、新しい天皇陛下が初めて行う新嘗祭が「大嘗祭」ですが、宗教色が強く、政教分離を定めた憲法に接触するという理由から、「国事行為」として行われません。これは、「敬神崇祖」や自然と共存し自然の恵みに感謝するという、わが国の伝統文化の軽視につながります。日本の良き伝統文化を未来に継承していくためにも、一連の「御代替わり」は国事行為とすべきです。

2面 天録時評 「司法は子供の拉致を容認するな
         親権獲得に違法行為を唆す弁護士も」

 離婚の増加と共に、親権を巡っての争いも増え、その過程で、実の親による子供の拉致、いわゆる連れ去り事件が増えています。その最大の理由は、家庭裁判所が親権の決定において、一方的に拉致をした親の違法行為を容認するからです。特に、母親側が拉致した場合は、違法行為をとがめられるどころか、親権の獲得に有利になる判断を下す事例が圧倒的に多くなっています。家庭裁判所は、親による子供の拉致を容認すべきではなく、警察も被害者の告訴を受理して、防止に取り組むべきです。

3面 天録時評 「『家事手伝い』が自立心を育む 
         失敗や挫折を乗り越えられない若者」

 困難や壁にぶつかったとき、それを乗り越えるには自立心が必要です。しかし、現代の子供たちは塾などで忙しく、親も仕事などで忙しいことから、家事手伝いや集団生活体験など自立心を育む機会を与えられないまま大人になることが多くなっています。親には、子供をバランスの取れた社会に役立つような人間に育てる責務があります。自立心を育む機会を積極的に提供することが必要です。

4・5面 天録時評「原子力をめぐる本当のこと
          われわれの安全と繁栄のために平和利用を」

 弊紙では、原子力の平和利用はエネルギー政策の要として、原子力発電の再稼動、新規建設の必要性を訴えています。これまで掲載してきた原子力関連の記事内容を要約して掲載することで、再度、わが国の安全と繁栄のためには、原子力の平和利用が不可欠であることを訴えます。

6面 天録時評 「孔子学院は中国の反日活動拠点
         スパイ活動を野放しにする法体制の不備を象徴」

 日本の有名私立大学などに、中国政府の支配下にある「孔子学院」が設置されています。表向きは、語学や文化交流が目的の機関のようですが、運営資金や奨学金、教員などを中国政府が提供し、教育内容までも関与しているため、スパイ活動などに利用しているのは明らかです。しかし、わが国には諸外国のようにスパイを取り締まる体制が整っていません。スパイ活動の未然防止は、わが国の安全と平和を守るためにも不可欠であり、政府はスパイ防止法などを制定し、早急に法体制を整えるべきです。

2面 巷  露  「頑張れ考査室」
3面 草木片213「たんぽぽ/蒲公英」
6面 漢字一口知識「選挙違反は連座でもお白洲には連坐」
7面 天録時評  「大日本帝国憲法に学ぶ㊤
          わが国の国柄に立脚した統治原理に基づく、
          立憲主義を目指した先進的近代憲法」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目265
         「巧みな世論操作で習独裁体制を確立
          領域拡大の覇権活動の強化に警戒せよ」


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日本時事評論第1891号 編集便りNo.303 2018/03/02
 建国記念の日、山口市では奉祝パレードが行われましたが、同時刻に実業団ハーフマラソン大会も行われており、沿道に選手を応援する人々がいました。その中から、「デモに参加している人に間違われないようにしよう」と言っている人がいました。建国を祝う行進を、特定の主義主張を訴えるデモと同じようにしか見ていないことを残念に思いました。建国記念の日を含め、祝日の意義が失われ、単なる休日になっている実態を表してもいます。わが国の伝統、文化の衰退を危惧せざるを得ません。(田村)

1面 天録時評 「NHKの解体的改革が急務
         公共放送の使命を無視した番組作り」

 建国記念の日は国民の祝日で、多くの国民が奉祝行事に参加しています。にもかかわらず、NHKが建国記念の日に午後7時から放映した「ニュース7」の内容は、奉祝行事を軽視するものであり、公平公正とは言えず、悪意に満ちた内容となっていました。公共放送の使命を果たさせるために、政府は解体的改革に直ちに取り組むべきです。

2面 天録時評 「トリチウム水の海洋放出の決定を急げ
         風評被害防止に報道機関の協力を」

 福島第一原子力発電所では、トリチウム以外の放射性物質を除去した処理水が貯水されていますが、敷地内のタンク数はすでに1000基近くに上り、新設も限界に近づいています。処理水は、科学的な安全性が確認されており、世界各国では希釈して海洋放出しています。処理水の海洋放出を急ぐべきですが、原子力発電に反対する新聞やテレビの無責任な報道で風評被害が懸念されるため、政府は海洋放出の決定を遅らせています。政府は、報道機関に風評被害防止の協力こそ求めるべきです。

3面 天録時評 「夫婦別姓の法制化の必要なし 
         社会秩序を破壊する夫婦別姓制度」

 夫婦別姓制度の法制化を容認する国民が増加しています。しかし、夫婦別姓制度は個人の権利だけを重視し、先祖供養を軽視し、夫婦関係や親子関係を希薄化させます。その結果、人として生きる上での道徳観念や精神的な安定を培う基盤である家族の解体を誘発してしまう危険な制度です。私たち個人が平和で暮らせるのは安定した家族を基盤とする社会、国があってこそであり、家族を解体する夫婦別姓制度の法制化は進めるべきではありません。

4面 天録時評 「道徳授業の形骸化は許されない
         教員の道徳研修の体制づくりも急務」

 徹底して道徳教育に反対してきた日教組が主催する教育研究全国集会での教員の訴えを聞くと、今年4月から始まる「特別の教科 道徳」の授業がきちんと行われるか疑問です。すべての児童、生徒が適切で充実した道徳教育が受けられるように、教育委員会は監視、指導すべきです。また、文科省は道徳を教える自信がないとする教員が、道徳を習得し、十分に指導できる体制づくりを急ぐべきです。

5面 天録時評 「教育行政・教育現場での
        『子ども』表記の是正を!」

 平成25年に文部科学省が「子供」表記への統一を省内において通知しましたが、肝心な教育委員会レベルには浸透せず、いまだにその多くが「子ども」を表記基準としています。さらに、教育現場でも「子ども」表記を何となく正しいと誤解している教員を含めて、交ぜ書きでの「子ども」表記に頑なまでに固執している現状があります。再度「子ども」の交ぜ書き表記には正当性がないことを訴えます。

2面 巷  露  「『核の先制使用』とは」
3面 草木片212「植物探索者」
5面 漢字一口知識「連合艦隊よりも強い聯合艦隊」
6・7面 投  稿 地域便り「建国記念の日特集
          先人への敬意と感謝を
          各地で改憲の必要性を訴える講演」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目264
         「抑止力増大になる『核の先制使用』
          米国が8年ぶりの『核態勢の見直し』を公表」


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日本時事評論第1890号 編集便りNo.302 2018/02/16
 2月22日は「竹島の日」です。中学校の社会科学習指導要領解説では、「竹島については韓国に対して累次にわたり抗議を行っていることなどについて的確に扱い、我が国の領土・領域について理解を深めさせることも必要」とあります。今号5面に、島根県竹島問題研究顧問である佐々木茂氏の竹島問題に関する投稿記事を掲載しました。国家あっての自由であり、権利です。国家主権を守るためにも、竹島問題を正しく認識したいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「近代化を阻害する漁業関係法の改正を
         国民共有の財産である水産資源を守れ」

 長年、水産資源の枯渇が叫ばれ、漁業が崩壊の危機に瀕している中、ようやく政府は水産業の改革に着手する方針を明らかにしました。わが国の漁業関係法制度は、江戸時代以来の慣行を引き継ぎ、漁業の近代化を阻害してきました。また、水産行政も乱獲を放置する無責任体制が続いてきました。水産資源は国民共有の財産であるとの観点に立ち、漁業法はもとよりすべての関係法の改正を急ぐべきです。

2面 天録時評 「仮想通貨 証拠金取引の禁止を
         副業の素人に勝ち目はない」

 仮想通貨の仕組みが理解できず、怪しいと感じている国民も多い中、仮想通貨に投資する人も増えています。投資の専門家だけでなく、主婦や学生までもが参加していますが、仮想通貨や外国為替などは「投資」というより「投機」であり、素人は絶対に手を出すべきものではありません。借金をしてまで証拠金取引をするのは無謀であり、政府も厳しく規制すべきです。

3面 天録時評 「観光資源のみの世界遺産は不必要 
         歴史を歪めるキリスト教関連遺産の
         申請取り下げを」

 政府が今年の世界遺産登録を目指している『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』を巡り、ユネスコの諮問機関の「国際記念物遺跡会議」が、キリスト教の禁教期に焦点を当てるべきと指摘しました。この指摘は禁教政策下でキリスト教信者を迫害、弾圧したという一面のみを強調し、歴史を歪めるものです。歴史を歪めてまでも世界遺産に登録する必要はなく、政府は推薦を取り下げるべきです。

4面 天録時評 「科学的根拠が不十分な機能性表示食品
         根拠の明確化や品質向上を義務付けよ」

 消費者庁は、食べるだけで痩せられると期待させるような機能性表示食品の広告に厳しい姿勢を示し始め、昨年11月には16社に措置命令を出しました。消費者庁の検証でも、科学的根拠が明確でないなど、機能性食品には多くの問題があることが明らかになっています。売れればよいという企業側の姿勢も問題ですが、国民も機能性表示品制度を正しく理解し、摂取は自己責任と認識する必要があります。

6面 天録時評 「野菜高騰は野菜農家減少が原因
         企業家精神のある人材育成や農地集積を」

 今年も天候不順で野菜の生産量が減り、野菜価格が高騰する状況が起きました。しかし、野菜価格の高騰の原因は、後継者不足などで野菜農家が減り、出荷量が減少したことも一因です。こうした状況を改善しない限り、今後も野菜価格の高騰を引き起こしてしまいます。若者が野菜農家に従事するような魅力ある農業に再生するためにも、農地集積を進め、儲かる農業を育成する政策を急ぐべきです。

2面 巷  露  「綱渡り状態の電力供給」
3面 草木片211 「まんさく/満作」
5面 投  稿  「竹島問題 領土侵害は国家侵害だ
          韓国による不法占拠であり実効支配ではない」
          島根県竹島問題研究顧問 佐々木茂氏
7面 投  稿  「温室効果ガス削減へ向けての提言
          『自助』で家庭系生ごみの消滅処分を」
         (株)日本セキュリティー工業代表 橋本正氏
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目263
         「徴兵制違憲論は世界の非常識
          フランスでは徴兵制が復活」


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日本時事評論第1889号 編集便りNo.301 2018/02/02
 1月12日、山口県の周防大島町では、数日間にわたり断水するという出来事がありました。周防大島町によれば、本州と大島を結ぶ大島大橋の送水管が破損したのが断水の原因で「過去に例がない」ということです。1昨年は大牟田市でも5万6千世帯が断水しました。6面で水道管の老朽化が進んでいるという記事を掲載しましたが、まさに、生活の必需品である水道事業など、社会生活基盤の再整備が急務であるという認識を強くした出来事でした。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評 「米国創製の『国家神道』観の払拭を
           歴史的事実に基づかない虚構を排せ」

 米国の占領政策の深刻な後遺症のうち、「戦争に突き進んだ戦前のわが国を支配したのは、天皇を現人神とする『国家神道』論である」とする米国製「国家神道」論はあまり触れられていません。国内での「国家神道」の定義もバラバラで、研究も不十分であり、神社参拝の強制が行われたなどの誤った認識が横行しています。戦後に終止符を打つために、わが国が世界支配を目指して侵略を行ったという虚構の元凶である「国家神道」物語を払拭しなければなりません。

3面 天録時評 「大学受験の資格制度の導入が急務
         大学一律無償化で低レベルの大学が生き残る」

 政府は、大学などの高等教育について、住民税非課税世帯に対象を絞り、給付型奨学金の支給額拡充や授業料免除などの無償化を進める方針を打ち出しています。しかし、現状のまま無償化に踏み切れば学力の乏しい学生がさらに増えるのは明らかで、高等教育の名に値しない内容の授業を行っている大学を存続させることになります。国民の血税は、学力と能力と意欲のある人材育成にこそ投資すべきです。

4面 天録時評 「歪められた憲法解釈㊦ 
         歴史を貫く統治規範も守るべき憲法
         国家と個人を対立させる人権偏重を排せ」

 それぞれの国には、その国の歴史を貫く統治規範がありますが、たとえ成文化されていなくても、こうした統治規範も憲法です。だから、憲法は、国際条約をも尊重しつつ、どのような精神で運用するかが重要です。憲法について、政府の権力を制限する役割のみを強調し、国家と個人を対立的に捉えるような解釈からは離脱しなければなりません。

5面 天録時評 「安全な次世代原子炉の実用化を急げ
         脱炭素社会では原子力発電が不可欠」

 パリ協定で掲げられた温室効果ガス削減目標の達成に向けて、ガソリン車から電気自動車への移行を促進するなど、世界では脱炭素化の取り組みが進んでいます。脱炭素化のためには、電力事業も火力発電からクリーンな発電への転換が必要で、原子力発電の重要性が増しています。中国などでは安全性の高い次世代原子炉の建設も始まっていますが、わが国では高い技術を持っていながら研究開発が停止しています。早急に実用化に向けての取り組みを強化すべきです。

6面 天録時評 「水道法改正などの法整備が急務
         人口減少に対応した社会生活基盤の再構築を」

 人口減少は、経済、年金などの社会保障制度、財政、道路や水道などの社会生活基盤(社会インフラ)に様々なリスクをもたらすなど国民生活への影響は大きく、日本の将来を左右する重要な課題です。特に水道事業は、日常生活に欠かせない水を供給する基本的なインフラです。いつでも誰でも適切な料金で安全な水が利用できるように、広域連携や官民連携を進め、水道法の改正を急ぐべきです。

2面 巷  露  「国産戦闘機!?の初飛行」
3面 草木片210 「園芸文化/絞り椿」
7面 天録時評  「建国記念奉祝行事に参加しよう!
          全国各地で奉祝式典や記念講演」
8面 天録時評  「相互防衛などの同盟の締結促進を
          平和維持に集団的自衛権の全面行使へ」


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日本時事評論第1888号 編集便りNo.300 2018/01/19
 小泉・細川両元首相が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」の骨子案を発表しました。しかし、骨子案を見る限り原子力発電を即時廃止したいがためだけの内容です。天然ガスの輸入を一層増やすことになりますが、電力の安定供給ができず、電力料金も高騰します。温暖化防止や大気汚染問題はどうするのでしょうか。自然エネルギーがベース電源にならない事実を無視した無責任極まるエネルギー政策です。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評 「国防産業の育成強化のため大合併を
           減少する国産品調達で撤退企業も増加」

 政府は、迎撃ミサイル「イージス・アショア」2基の導入を閣議決定するなど、防衛力の強化に取り組んでいますが、わが国の国防産業は弱体化が進んでおり、国防力強化には大きな課題があります。国防産業の技術力向上や競争力強化のためには、企業集約を行い、研究開発費を増やし、防衛装備品を主力とする核となる企業を育成する必要があります。

3面 天録時評 「幼児教育の一律無償化は愚策
         家庭と子育ての質の向上への支援を」

 人づくりを重要政策に掲げる政府は、幼児教育・保育の無償化を打ち出しました。しかし、制度設計が不十分で、子供たちの健全育成に大きく役立つ政策とはなっていません。人づくりに重要なのは「子育ての質」であり、保育士の質の向上と共に、子育ての基盤である家庭を大切にし、親の教育力を向上させることが重要です。政府は、在宅の子育て支援策を充実させるなど、抜本的に見直すべきです。

4面 天録時評 「歪められた憲法解釈㊥ 
         占領軍の権力に迎合した自衛隊違憲論
         自衛権に基づき軍隊を保有するわが国」

 今回の歪められた憲法解釈特集は、「自衛隊は憲法違反である」とする根拠ともされ、わが国の国防力の整備を遅らせてきた「戦力の不保持」についての問題点を指摘します。そして、自衛隊は合憲であることを確認すると共に、「軍隊ではない」とする解釈は誤解であることを訴えます。

5面 天録時評 「パチンコ規制 景品の換金禁止に踏み込め
         出玉規制だけで依存症対策は不可能」

 2月から、警察庁がパチンコ業界に対し、出玉規制の強化などの新規制を導入します。これは、カジノ解禁に伴うギャンブル依存症対策の一環として行われるものです。しかし、出玉規制だけではギャンブル依存症対策としての効果はあまり期待できず、不十分です。パチンコの景品の換金を禁止することこそが、抜本的な対策です。

6面 天録時評 「太陽光パネル大量廃棄時代に備えよ
         太陽光パネル大量廃棄時代に備えよ」

 約20年後には、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の導入によって急速に普及した太陽光パネルの大量廃棄時代を迎えます。しかし、現在もすでに、自然災害によって使い物にならなくなった太陽光パネルの不適切な廃棄が問題になっています。廃棄処分の法整備やリサイクル体制が整っていないことが一因です。環境汚染を防ぎ、太陽光パネルに使用される多くの資源を有効利用するための技術開発も必要です。政府は、有害物質の廃棄処分の仕方やリサイクルを義務付ける法整備を急ぐべきです。

2面 巷  露  「メルケル首相の政治生命」
3面 草木片209 「胞子から育てる」
7面 天録時評  「高レベル放射性廃棄物 処分地選定を急げ
          政府・自民党は先頭に立って説明を」/
   天録時評  「誤報に対しては厳重な抗議を
         『原子力は危険』の拡散を許すな」
8面 吉原恒雄拓殖大の学元教授の国際社会を見る目262
         「軍事的攻撃力や情報機関の整備を
          国際世論の形成力の強化に取り組め」


※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
日本時事評論第1887号 編集便りNo.299 2018/01/05
 明けましておめでとうございます。わが国は、昨年同様、憲法改正や国防問題をはじめ、社会保障、原子力発電等のエネルギー・環境問題など、困難な課題が山積です。とりわけ、朝鮮半島の情勢はかつてないほど緊張が高まっています。こうした中、『日本時事評論』は、「時の流れの羅針盤」としての使命を果たすべく、充実した紙面づくりに一層精進して参ります。今年も、皆様方の一層のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「平成30年戊戌に因んで
       大自然や万物に感謝し物を大切にして循環型社会を」

 平成30年は戌(いぬ)年です。動物の「犬」はよく諺や慣用句にも登場しますが、その中に「犬馬の心」という言葉があります。これは、忠節を尽くし、恩に報いようとする心のことですが、昨今の大量消費社会の中で、われわれの心の中から「犬馬の心」が失われつつあります。社会秩序を保ち、安全、安心の社会を築くには、大自然(神佛)、万物、先祖(親)、先輩、他者に対して感謝する心が不可欠です。

2面 天録時評 「大量消費社会から循環型社会へ
         資源の有効利用や再利用に取り組め」

 地球の資源は有限であり、今の大量消費社会を続けていけば、そのうち資源は枯渇します。今後とも、豊かな社会を維持していくために、環境破壊を防止し、今ある地球資源を有効利用し、あらゆるものを再利用するという循環型社会への移行が求められています。そうした社会に移行するためにも、われわれは今の大量消費の生活様式や経済活動を見直す必要があります。

3面 天録時評 「歪められた憲法解釈㊤ 
         国際法を無視した憲法9条の解釈
         意味不明の『交戦権』を放置する無責任」

 憲法9条の第2項には、平和憲法の根幹とされる「交戦権の否認」が規定されています。しかし、「交戦権」という言葉は、法律の辞典で「意味不明」と書かれており、憲法に記される言葉としては明らかに不適切です。にもかかわらず、戦後の憲法学界を支配してきた東大系憲法学者たちは、これを改正しようともしません。これは、国民に対する、そして、学問に対する不誠実、無責任だと批判せざるを得ません。

4・5面 世界遺産・軍艦島訪問記
        「荒唐無稽で歴史捏造の映画『軍艦島』
         朝鮮人も高賃金で日本人と共に働いた」

 長崎県の端島(通称・軍艦島)を「地獄島」と印象付ける韓国映画『軍艦島』が昨年上映されました。この映画は、日本に強制連行され、奴隷のような労働をさせられた朝鮮人が、炭坑内で全員爆殺されることを知り、反乱を起こすという荒唐無稽な筋書きの映画で、多くの歴史の捏造が行われています。そして、残念ながら、日本人の中にも、強制連行に関する捏造された間違った歴史を「真実だ」と信じている人が少なくありません。わが国の明治期の産業発展に大きく貢献した軍艦島の正しい歴史を紹介します。

7面 天録時評 「公教育での宗教教育が必要
         教師がまず神佛に畏敬の念を」

 学校教育で、いじめ問題や規範意識の低下などの子供たちの諸問題を改善するには、人間の知恵や力を超えた存在である神佛を対象に畏敬の念を育む道徳教育が不可欠です。例えば「善いことをすればよい報いを、悪いことをすれば戒めの報いが与えられる」の因果律といった、目に見えない大きな力の存在や法則を意識させ、報恩感謝や礼節を知り、社会に役立つ生き方を促すような道徳の授業です。こうした授業を公教育でも教師が堂々と行えるようにするためにも、学校教育で宗教教育を取り入れる必要があります。

2面 巷  露  「サイバー防衛元年に!!」
6・7面 地域便り(三重県伊勢市)
         「『畏敬の念』を教えるための取り組み
          第4回道徳科教育研究協議会研究大会より」
8面 吉原恒雄拓殖大の学元教授の国際社会を見る目261
         「新春展望 自国優先が強まり国際情勢は悪化/
          草木片208「高麗橘(こうらいたちばな)」


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