時の流れの羅針盤 日本時事評論
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2018年
日本時事評論第1890号 編集便りNo.302 2018/02/16
 2月22日は「竹島の日」です。中学校の社会科学習指導要領解説では、「竹島については韓国に対して累次にわたり抗議を行っていることなどについて的確に扱い、我が国の領土・領域について理解を深めさせることも必要」とあります。今号5面に、島根県竹島問題研究顧問である佐々木茂氏の竹島問題に関する投稿記事を掲載しました。国家あっての自由であり、権利です。国家主権を守るためにも、竹島問題を正しく認識したいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「近代化を阻害する漁業関係法の改正を
         国民共有の財産である水産資源を守れ」

 長年、水産資源の枯渇が叫ばれ、漁業が崩壊の危機に瀕している中、ようやく政府は水産業の改革に着手する方針を明らかにしました。わが国の漁業関係法制度は、江戸時代以来の慣行を引き継ぎ、漁業の近代化を阻害してきました。また、水産行政も乱獲を放置する無責任体制が続いてきました。水産資源は国民共有の財産であるとの観点に立ち、漁業法はもとよりすべての関係法の改正を急ぐべきです。

2面 天録時評 「仮想通貨 証拠金取引の禁止を
         副業の素人に勝ち目はない」

 仮想通貨の仕組みが理解できず、怪しいと感じている国民も多い中、仮想通貨に投資する人も増えています。投資の専門家だけでなく、主婦や学生までもが参加していますが、仮想通貨や外国為替などは「投資」というより「投機」であり、素人は絶対に手を出すべきものではありません。借金をしてまで証拠金取引をするのは無謀であり、政府も厳しく規制すべきです。

3面 天録時評 「観光資源のみの世界遺産は不必要 
         歴史を歪めるキリスト教関連遺産の
         申請取り下げを」

 政府が今年の世界遺産登録を目指している『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』を巡り、ユネスコの諮問機関の「国際記念物遺跡会議」が、キリスト教の禁教期に焦点を当てるべきと指摘しました。この指摘は禁教政策下でキリスト教信者を迫害、弾圧したという一面のみを強調し、歴史を歪めるものです。歴史を歪めてまでも世界遺産に登録する必要はなく、政府は推薦を取り下げるべきです。

4面 天録時評 「科学的根拠が不十分な機能性表示食品
         根拠の明確化や品質向上を義務付けよ」

 消費者庁は、食べるだけで痩せられると期待させるような機能性表示食品の広告に厳しい姿勢を示し始め、昨年11月には16社に措置命令を出しました。消費者庁の検証でも、科学的根拠が明確でないなど、機能性食品には多くの問題があることが明らかになっています。売れればよいという企業側の姿勢も問題ですが、国民も機能性表示品制度を正しく理解し、摂取は自己責任と認識する必要があります。

6面 天録時評 「野菜高騰は野菜農家減少が原因
         企業家精神のある人材育成や農地集積を」

 今年も天候不順で野菜の生産量が減り、野菜価格が高騰する状況が起きました。しかし、野菜価格の高騰の原因は、後継者不足などで野菜農家が減り、出荷量が減少したことも一因です。こうした状況を改善しない限り、今後も野菜価格の高騰を引き起こしてしまいます。若者が野菜農家に従事するような魅力ある農業に再生するためにも、農地集積を進め、儲かる農業を育成する政策を急ぐべきです。

2面 巷  露  「綱渡り状態の電力供給」
3面 草木片211 「まんさく/満作」
5面 投  稿  「竹島問題 領土侵害は国家侵害だ
          韓国による不法占拠であり実効支配ではない」
          島根県竹島問題研究顧問 佐々木茂氏
7面 投  稿  「温室効果ガス削減へ向けての提言
          『自助』で家庭系生ごみの消滅処分を」
         (株)日本セキュリティー工業代表 橋本正氏
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目263
         「徴兵制違憲論は世界の非常識
          フランスでは徴兵制が復活」


〈本文の全文(PDF)は2月23日に掲載予定です。〉
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日本時事評論第1889号 編集便りNo.301 2018/02/02
 1月12日、山口県の周防大島町では、数日間にわたり断水するという出来事がありました。周防大島町によれば、本州と大島を結ぶ大島大橋の送水管が破損したのが断水の原因で「過去に例がない」ということです。1昨年は大牟田市でも5万6千世帯が断水しました。6面で水道管の老朽化が進んでいるという記事を掲載しましたが、まさに、生活の必需品である水道事業など、社会生活基盤の再整備が急務であるという認識を強くした出来事でした。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評 「米国創製の『国家神道』観の払拭を
           歴史的事実に基づかない虚構を排せ」

 米国の占領政策の深刻な後遺症のうち、「戦争に突き進んだ戦前のわが国を支配したのは、天皇を現人神とする『国家神道』論である」とする米国製「国家神道」論はあまり触れられていません。国内での「国家神道」の定義もバラバラで、研究も不十分であり、神社参拝の強制が行われたなどの誤った認識が横行しています。戦後に終止符を打つために、わが国が世界支配を目指して侵略を行ったという虚構の元凶である「国家神道」物語を払拭しなければなりません。

3面 天録時評 「大学受験の資格制度の導入が急務
         大学一律無償化で低レベルの大学が生き残る」

 政府は、大学などの高等教育について、住民税非課税世帯に対象を絞り、給付型奨学金の支給額拡充や授業料免除などの無償化を進める方針を打ち出しています。しかし、現状のまま無償化に踏み切れば学力の乏しい学生がさらに増えるのは明らかで、高等教育の名に値しない内容の授業を行っている大学を存続させることになります。国民の血税は、学力と能力と意欲のある人材育成にこそ投資すべきです。

4面 天録時評 「歪められた憲法解釈㊦ 
         歴史を貫く統治規範も守るべき憲法
         国家と個人を対立させる人権偏重を排せ」

 それぞれの国には、その国の歴史を貫く統治規範がありますが、たとえ成文化されていなくても、こうした統治規範も憲法です。だから、憲法は、国際条約をも尊重しつつ、どのような精神で運用するかが重要です。憲法について、政府の権力を制限する役割のみを強調し、国家と個人を対立的に捉えるような解釈からは離脱しなければなりません。

5面 天録時評 「安全な次世代原子炉の実用化を急げ
         脱炭素社会では原子力発電が不可欠」

 パリ協定で掲げられた温室効果ガス削減目標の達成に向けて、ガソリン車から電気自動車への移行を促進するなど、世界では脱炭素化の取り組みが進んでいます。脱炭素化のためには、電力事業も火力発電からクリーンな発電への転換が必要で、原子力発電の重要性が増しています。中国などでは安全性の高い次世代原子炉の建設も始まっていますが、わが国では高い技術を持っていながら研究開発が停止しています。早急に実用化に向けての取り組みを強化すべきです。

6面 天録時評 「水道法改正などの法整備が急務
         人口減少に対応した社会生活基盤の再構築を」

 人口減少は、経済、年金などの社会保障制度、財政、道路や水道などの社会生活基盤(社会インフラ)に様々なリスクをもたらすなど国民生活への影響は大きく、日本の将来を左右する重要な課題です。特に水道事業は、日常生活に欠かせない水を供給する基本的なインフラです。いつでも誰でも適切な料金で安全な水が利用できるように、広域連携や官民連携を進め、水道法の改正を急ぐべきです。

2面 巷  露  「国産戦闘機!?の初飛行」
3面 草木片210 「園芸文化/絞り椿」
7面 天録時評  「建国記念奉祝行事に参加しよう!
          全国各地で奉祝式典や記念講演」
8面 天録時評  「相互防衛などの同盟の締結促進を
          平和維持に集団的自衛権の全面行使へ」


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日本時事評論第1888号 編集便りNo.300 2018/01/19
 小泉・細川両元首相が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」の骨子案を発表しました。しかし、骨子案を見る限り原子力発電を即時廃止したいがためだけの内容です。天然ガスの輸入を一層増やすことになりますが、電力の安定供給ができず、電力料金も高騰します。温暖化防止や大気汚染問題はどうするのでしょうか。自然エネルギーがベース電源にならない事実を無視した無責任極まるエネルギー政策です。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評 「国防産業の育成強化のため大合併を
           減少する国産品調達で撤退企業も増加」

 政府は、迎撃ミサイル「イージス・アショア」2基の導入を閣議決定するなど、防衛力の強化に取り組んでいますが、わが国の国防産業は弱体化が進んでおり、国防力強化には大きな課題があります。国防産業の技術力向上や競争力強化のためには、企業集約を行い、研究開発費を増やし、防衛装備品を主力とする核となる企業を育成する必要があります。

3面 天録時評 「幼児教育の一律無償化は愚策
         家庭と子育ての質の向上への支援を」

 人づくりを重要政策に掲げる政府は、幼児教育・保育の無償化を打ち出しました。しかし、制度設計が不十分で、子供たちの健全育成に大きく役立つ政策とはなっていません。人づくりに重要なのは「子育ての質」であり、保育士の質の向上と共に、子育ての基盤である家庭を大切にし、親の教育力を向上させることが重要です。政府は、在宅の子育て支援策を充実させるなど、抜本的に見直すべきです。

4面 天録時評 「歪められた憲法解釈㊥ 
         占領軍の権力に迎合した自衛隊違憲論
         自衛権に基づき軍隊を保有するわが国」

 今回の歪められた憲法解釈特集は、「自衛隊は憲法違反である」とする根拠ともされ、わが国の国防力の整備を遅らせてきた「戦力の不保持」についての問題点を指摘します。そして、自衛隊は合憲であることを確認すると共に、「軍隊ではない」とする解釈は誤解であることを訴えます。

5面 天録時評 「パチンコ規制 景品の換金禁止に踏み込め
         出玉規制だけで依存症対策は不可能」

 2月から、警察庁がパチンコ業界に対し、出玉規制の強化などの新規制を導入します。これは、カジノ解禁に伴うギャンブル依存症対策の一環として行われるものです。しかし、出玉規制だけではギャンブル依存症対策としての効果はあまり期待できず、不十分です。パチンコの景品の換金を禁止することこそが、抜本的な対策です。

6面 天録時評 「太陽光パネル大量廃棄時代に備えよ
         太陽光パネル大量廃棄時代に備えよ」

 約20年後には、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の導入によって急速に普及した太陽光パネルの大量廃棄時代を迎えます。しかし、現在もすでに、自然災害によって使い物にならなくなった太陽光パネルの不適切な廃棄が問題になっています。廃棄処分の法整備やリサイクル体制が整っていないことが一因です。環境汚染を防ぎ、太陽光パネルに使用される多くの資源を有効利用するための技術開発も必要です。政府は、有害物質の廃棄処分の仕方やリサイクルを義務付ける法整備を急ぐべきです。

2面 巷  露  「メルケル首相の政治生命」
3面 草木片209 「胞子から育てる」
7面 天録時評  「高レベル放射性廃棄物 処分地選定を急げ
          政府・自民党は先頭に立って説明を」/
   天録時評  「誤報に対しては厳重な抗議を
         『原子力は危険』の拡散を許すな」
8面 吉原恒雄拓殖大の学元教授の国際社会を見る目262
         「軍事的攻撃力や情報機関の整備を
          国際世論の形成力の強化に取り組め」


※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
日本時事評論第1887号 編集便りNo.299 2018/01/05
 明けましておめでとうございます。わが国は、昨年同様、憲法改正や国防問題をはじめ、社会保障、原子力発電等のエネルギー・環境問題など、困難な課題が山積です。とりわけ、朝鮮半島の情勢はかつてないほど緊張が高まっています。こうした中、『日本時事評論』は、「時の流れの羅針盤」としての使命を果たすべく、充実した紙面づくりに一層精進して参ります。今年も、皆様方の一層のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「平成30年戊戌に因んで
       大自然や万物に感謝し物を大切にして循環型社会を」

 平成30年は戌(いぬ)年です。動物の「犬」はよく諺や慣用句にも登場しますが、その中に「犬馬の心」という言葉があります。これは、忠節を尽くし、恩に報いようとする心のことですが、昨今の大量消費社会の中で、われわれの心の中から「犬馬の心」が失われつつあります。社会秩序を保ち、安全、安心の社会を築くには、大自然(神佛)、万物、先祖(親)、先輩、他者に対して感謝する心が不可欠です。

2面 天録時評 「大量消費社会から循環型社会へ
         資源の有効利用や再利用に取り組め」

 地球の資源は有限であり、今の大量消費社会を続けていけば、そのうち資源は枯渇します。今後とも、豊かな社会を維持していくために、環境破壊を防止し、今ある地球資源を有効利用し、あらゆるものを再利用するという循環型社会への移行が求められています。そうした社会に移行するためにも、われわれは今の大量消費の生活様式や経済活動を見直す必要があります。

3面 天録時評 「歪められた憲法解釈㊤ 
         国際法を無視した憲法9条の解釈
         意味不明の『交戦権』を放置する無責任」

 憲法9条の第2項には、平和憲法の根幹とされる「交戦権の否認」が規定されています。しかし、「交戦権」という言葉は、法律の辞典で「意味不明」と書かれており、憲法に記される言葉としては明らかに不適切です。にもかかわらず、戦後の憲法学界を支配してきた東大系憲法学者たちは、これを改正しようともしません。これは、国民に対する、そして、学問に対する不誠実、無責任だと批判せざるを得ません。

4・5面 世界遺産・軍艦島訪問記
        「荒唐無稽で歴史捏造の映画『軍艦島』
         朝鮮人も高賃金で日本人と共に働いた」

 長崎県の端島(通称・軍艦島)を「地獄島」と印象付ける韓国映画『軍艦島』が昨年上映されました。この映画は、日本に強制連行され、奴隷のような労働をさせられた朝鮮人が、炭坑内で全員爆殺されることを知り、反乱を起こすという荒唐無稽な筋書きの映画で、多くの歴史の捏造が行われています。そして、残念ながら、日本人の中にも、強制連行に関する捏造された間違った歴史を「真実だ」と信じている人が少なくありません。わが国の明治期の産業発展に大きく貢献した軍艦島の正しい歴史を紹介します。

7面 天録時評 「公教育での宗教教育が必要
         教師がまず神佛に畏敬の念を」

 学校教育で、いじめ問題や規範意識の低下などの子供たちの諸問題を改善するには、人間の知恵や力を超えた存在である神佛を対象に畏敬の念を育む道徳教育が不可欠です。例えば「善いことをすればよい報いを、悪いことをすれば戒めの報いが与えられる」の因果律といった、目に見えない大きな力の存在や法則を意識させ、報恩感謝や礼節を知り、社会に役立つ生き方を促すような道徳の授業です。こうした授業を公教育でも教師が堂々と行えるようにするためにも、学校教育で宗教教育を取り入れる必要があります。

2面 巷  露  「サイバー防衛元年に!!」
6・7面 地域便り(三重県伊勢市)
         「『畏敬の念』を教えるための取り組み
          第4回道徳科教育研究協議会研究大会より」
8面 吉原恒雄拓殖大の学元教授の国際社会を見る目261
         「新春展望 自国優先が強まり国際情勢は悪化/
          草木片208「高麗橘(こうらいたちばな)」


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