時の流れの羅針盤 日本時事評論
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2017年
日本時事評論第1868号 編集便りNo.280 2017/03/17
 森友学園の国有地売却問題が国会で追及される中、野党から塚本幼稚園での「教育勅語」を教材とする教育方針が問題だとする質問も出ています。「教育勅語」は、人が生きていく上で心がけるべき徳目が述べられているもので、内容的には何ら問題はありません。むしろこの機会に、われわれ国民は「教育勅語」に何が書かれているかを今一度確認し、人として為すべきこと、為してはらなないことを実践することが大切だと思います。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「自衛隊の国産品調達を見直せ
         米国からの輸入で装備の拡充を」

 米国から、日米同盟強化のために国防費の増額など、わが国の負担増を求める要求が強まるのは明らかです。一方、現在の自衛隊の一部の能力は世界有数ですが、全体的に見れば「軍隊」として不足している部分も多くあります。限られた予算の中で充実強化を図るためには、調達を国産にこだわることを見直さなければなりません。小火器や火砲などをはじめ、装備の充実と米国からの要求とを同時に満たすことができる、信頼性が高く安価な兵器などの輸入増を検討すべきです。

2面 天録時評 「森友学園 不当利得は返却するのが
        『直き心』建学の精神を行動で示せ

 学校法人「森友学園」の国有地売却の件では、大阪航空局が十分な現地での確認をしないまま、学園側の工事業者などの意見を聞いただけで過大な見積もりを行った可能性がある点が大きな問題です。もしそうであれば、森友学園は多額の不当な利益を得たことになります。道徳教育を掲げている学校であるならば、道徳に従って不要となった処理費用分を自主的に国に返却することを宣言すべきです。

3面 天録時評 「スマホ育児 『親子の触れ合い』を最優先
         スマホ依存の子育てに危うさ」

 乳幼児など未就学児にスマホを与え、子供がスマホに集中している時間に親自身の用事を済ませる「スマホ育児」が議論になっています。こうした議論では、スマホを与えることの賛否論に陥りがちですが、重要なのは親のスマホの与え方であり、与えたまま子育てを放置することが問題です。子育ての基本は親の都合より子供のことを第一に考え、親子が会話や肌の触れ合いを大切にすることです。

4・5面 天録時評 「巨大で商業化した五輪の見直しを 
           オリンピック精神とかけ離れたイベント」

 2020年の東京五輪に向けて準備が加速していますが、エンブレム問題、国立競技場の建設問題などゴタゴタが続いています。この原因は、オリンピックが儲かる巨大な催しとなり、多くの利権屋が群がっているからです。オリンピックの実態は、人格の完成や平和の実現といったオリンピックの精神からかけ離れてしまっています。今回の東京五輪を機に、わが国から見直しを提言すべきです。

6面 天録時評 「恐怖を煽る授業を許すな
         正しい放射線教育で人材確保を」

 原子力発電所は原子炉だけでなく制禦装置や発電機、複雑な配管などがあり、運転や維持などには「電気・電子」や「機械」を専攻した工学系の技術者が不可欠です。しかし、福島第一原電事故以降、こうした学生の原子力事業離れが顕著となっています。この要因として、小、中、高等学校での放射線の恐怖を煽った偏向教育の影響があります。基幹エネルギーである原子力事業への人材確保のためにも、放射線の正しい知識を学ぶ教育を進めるべきです。

2面 巷  露 「内に秘める花の色」
3面 草木片189
        「編笠茸/あみがさたけ」
7面 地域便り(福島市)「震災から6年を経た福島の現在を知る
         第9回ふくしま市民フォーラムを開催」/
   地域便り(長野県)
         「長野市など11市議会で議場に国旗掲揚」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目244
        「儒教の教えと真逆の中国・北朝鮮
         テロを利用する独裁者はテロに怯える」

※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
日本時事評論第1867号 編集便りNo.279 2017/03/03
 今回は、各地で行われた建国記念の日の奉祝行事の様子について特集しています。各地で、様々な記念講演が行われていましたが、今年の特徴として、憲法改正を訴える講演のほか、テレビのニュースなどメディアの偏向報道をテーマにした講演が多かったことが挙げられます。確かに、安保法制が議論されているとき、ニュース番組では法案制定に否定的な見解に偏ったものがありました。現在わが国は、憲法改正や皇室継承問題など、国の在り方を決める大きな課題を抱えています。「放送法」で禁じられた偏向報道は止め、必ず異なる意見を取り上げるなど、国民が正しく判断できるよう、公平な情報提供をしてほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「返礼品は寄附額の2割以内に制限を
         本末転倒で不公平な『ふるさと納税』」

 ふるさと納税による寄附が激増しています。豪華な品や換金性の高い返礼品が登場し、利益を得る目的で制度が利用されています。しかし、富裕者ほど得をする返礼品による利益は、それ以外の国民が負担しており、制度の趣旨を逸脱し、不公平な制度と化しています。返礼品は寄附額の2割以内とする制度を設けるべきです。

2面 天録時評 「危ない!無資格の格安マッサージ
         疲労回復どころか身体を痛めることも」

 多くの人が整体やマッサージなどを利用するようになり、通勤や買い物の際に手軽に利用できるリラクゼーションサロンなどが、駅や駅近くに増えています。こうした施設の増加に伴い、施術者が行う手抜きによる医業類似行為を受けて、危害を受けたという相談も増加傾向にあります。マッサージなど医業類似行為を行う施術者は資格が必要ですが、1時間で2980円というような格安の施設では、無資格の施術者が行っている可能性が高いと言えます。こうした施設でマッサージを受けて体を痛めることがないよう、国民一人ひとりが安価につられないようにしなければなりません。

3面 天録時評 「日本人を差別する憲法違反の欠陥法
         ヘイトスピーチ対策法の改正を急げ」

 ヘイトスピーチ対策法は、外国人や朝鮮半島出身の日本人の差別的言動は放置し、それ以外の日本人だけを対象としており、法の下の平等に反する欠陥法です。このままでは、言論の自由の侵害が横行しかねません。自民党は速やかに法改正に取り組み、各自治体での条例制定は止めるべきです。

4・5面・6面 建国記念の日特集 
        「皇紀2677年を祝う
         各地で改憲の必要性を訴える講演」

 皇紀2677年にあたる平成29年2月11日、全国各地で奉祝パレードや記念式典が行われ、参加した国民こぞって『建国記念の日』を祝いました。記念式典では和太鼓演奏や神楽の奉納のほか、憲法改正の必要性を訴える講演などが行われました。各地で行われた奉祝行事の様子について紹介します。

7面 天録時評 「無償化より教育の質向上が先決
         講義や学生の学び方の改革を」

 自民党が、大学無償化に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、政府への提言をまとめる方針を固めました。しかし、高等教育に値しない大学が多数ある中、教育無償化で多くの学生が大学に進学しても、専門的な知識や社会に役立つ資質を身に付けることはできません。教育にかける税金を無駄にしないためにも、一定水準以上の教育を行う大学にする改革を先行させるべきです。

2面 巷  露 「健康食品にもご注意を」
3面 草木片188
        「ナルキッスス・キクラミネウス」
7面 天禄時評 「NHKは担当者の処分を
        『台湾は中国領土』と意図的誤報」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目243
        「技術立国の後退招く軍事技術の研究拒否
         国際社会の平和維持に軍事力が不可欠」

※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
日本時事評論第1866号 編集便りNo.278 2017/02/17
 今号では、アパホテルの客室に置かれていることで話題となっている『本当の日本の歴史 理論近現代史学Ⅱ』と、韓国の朴裕河氏が書いた『帝国の慰安婦−植民地支配と記憶の闘い』という2冊の書籍を紹介しています。どちらも、資料に基づいて書かれた、本当の歴史を知ることができる書物です。慰安婦問題や南京事件については、朝日新聞によって事実が歪曲され、教科書まで虚構の数字が記述されました。私たちは、正しい歴史を学ぶことが必要です。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「超高齢者の延命手術の抑制を
         余命延長より生き甲斐ある生活」

 癌や心臓血管など高齢者への高度な手術が増え、手術の失敗も増えています。成功しても単に少しの余命を延ばすだけで、慢性的な苦痛があれば満足な人生につながりません。9割を超える高齢者が延命治療を望んでいないにもかかわらず、依然として行われています。高齢者への医療のあり方を見直すべきですが、そのためには国民一人ひとりの“生き甲斐”についての意識改革が必要です。

2面 天録時評 「ペットの社会化期の環境が大事
         ペットショップ 展示販売は生後56日以降に」

 最近、躾の難しい犬が増えています。人間との友好な関係を築くために大切なのがペットの「社会化」です。ペットショップの犬は、社会との関わり方や子犬の性格を形成する「社会化」の時期で、最も重要である6〜8週齢をショーケースの中で過ごすため、社会への適応能力が不十分となります。ペットショップでの販売は、最低8週齢(56日)を過ぎてからとすべきです。

3面 天録時評 「アパホテルの毅然たる姿勢を範に
         歴史の歪曲を招いてきた報道機関」

 わが国の報道機関は、これまでも中国共産党のでっち上げやデマを無責任に垂れ流し、政府や企業への攻撃の一翼を担ってきました。今回のアパホテル問題でも同様です。言論の自由を守るべき立場の報道機関が言論の自由を弾圧し、不条理な要求をする中共政府を批判しないことこそ、大きな問題としなければなりません。朝日新聞をはじめとする報道機関が歴史歪曲に加担した責任は重大です。

4・5面 インタビュー 国立教育政策研究所 杉野剛氏 
        「教育力の向上や実効ある教育政策をめざして
         科学的データの提供で教育現場を支援」

 国立教育政策研究所では、わが国の教育課題に関する様々な調査研究が行われ、その調査結果や研究成果が国の教育政策や現場での教育実践に活用されています。そこで今回、最近の教育課題である小学校での英語教育や、深刻化するいじめ問題などについて、どのような調査研究が行われているのかについて、杉野剛・国立教育政策研究所所長に聞きました。

6面 天録時評 「韓国人が書いた慰安婦の実像 『帝国の慰安婦』
         歴史の歪曲や反日運動の矛盾」

 韓国で出版された書籍『帝国の慰安婦—植民地支配と記憶の闘い』の著者である朴裕河(パクユハ)氏は、著書の中で、慰安婦問題が政治問題化し、わが国を誹謗する道具とされたために、多くの日本兵の最後を見送った慰安婦の実像が見失われ、「日本人よりも業者が憎い」とする慰安婦の叫びも失われていると鋭く指摘しています。わが国でも慰安婦問題に関して誤った知識を持った人が少なくないので、『帝国の慰安婦』の一部を紹介します。

2面 巷 露 「伝統文化の息づく町」
3面 草木片187
       「蔓万両/つるまんりょう」
6面 地域便り(京都市)
       「医薬品の滅菌に放射線利用」
7面 地域便り(東京都) 
       「『廃炉・廃棄物減容化』事業への国民理解を
        環境放射能除染学会第12回講演会より」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目242
       「日米安保と対米貿易の維持が最重要
        米メディアのトランプ非難に流されるな」

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日本時事評論第1865号 編集便りNo.277 2017/02/03
 「国旗掲揚推進愛知の会」の活動を取材するため愛知県岡崎市を訪ねた際、東京裁判で死刑を執行された殉国七士墓のある三ヶ根観音戦没者慰霊園に案内していただきました。雪の悪天候の中、「護持奉仕会」の方々が清掃作業のために集まっておられました。こうした美化活動や、祝日の国旗掲揚、6面掲載の「台湾之塔」完成への資金協力など、先人先祖への感謝を形に表す活動はいろいろあります。自分にできることを実行していきたいと思います。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「祝日には各家庭で国旗掲揚を!!
         国や先人への感謝が忠誠心を涵養」

 祝日は、国旗を掲げて国民がこぞって祝い、国や先人に感謝し、伝統文化を大切にする日です。しかし、国旗を掲げて祝日を祝う国民は少なく、個人の権利尊重ばかりが強調されていることが国家や公共への感謝を希薄化させています。社会の安寧には国民一人ひとりが国を誇り、大切にする愛国心が必須です。国際社会が混沌としている今こそ、感謝や誇り、忠誠心を涵養する国旗掲揚を推進すべきです。

2面 天録時評 「領域警備の法制定が急務
         領空領海の侵犯に武器使用明記を」

 わが国では、領空侵犯機や領海侵犯船が警告に従わなくても、撃墜したり、撃沈したりすることはできません。警告射撃が警告の意味をなさないことは、中華人民共和国もよく知っています。これでは尖閣などの領土を守ることはできません。武器の使用をはじめ、必要な処置ができるように領域を警備する法を早急に整備することが不可欠です。

3面 天録時評 「『中国は一つ』の虚構から脱却せよ
         台湾は現実に存在する民主国家」

 台湾は、自由な選挙で総統と立法議会議員を選び、領土と国民を持つ民主的な国家として存在しています。中華人民共和国の領土であるとする『中国は一つ』原則は、中国の唯一の合法政府を掲げる国民党政府が存在してこそ成り立つ主張です。国民党政府は政権を失っており、もはや虚構でしかありません。現実に存在する台湾を国家として処遇する方向に日米両国で進むべきです。

4・5面 インタビュー 
        『国旗掲揚推進愛知の会』事務局・林大二郎氏
        「祝日などに国旗掲揚を呼びかける活動
         人や地域との絆を深める『日の丸』」

 祝日に商店街のアーケードや官公庁などでの国旗掲揚を推進する活動を展開している「国旗掲揚推進愛知の会」があります。会員は自らが国旗を掲揚する活動をはじめ、手作りの国旗の配布などの推進活動を行っています。国旗掲揚は、自分が育った地域や国の文化、歴史、習俗に愛着を感じ、大切にする心を形にする行為です。多くの地域で国旗掲揚が推進されることを願って、同会の活動を紹介します。

6面 地域便り(沖縄県糸満市)
        「『台湾之塔』完成を目指して
         台湾出身戦歿者への感謝と慰霊」

 台湾出身戦歿者を慰霊する『台湾之塔』が、昨年の6月25日沖縄県糸満市の平和祈念公園内に、日本台湾平和基金会によって建立され、竣工式が行われました。大東亜戦争では、台湾から志願して20万人余りが、わが国の軍人軍属として戦いました。わが国のために戦って亡くなった台湾出身者に感謝の真心と共に慰霊するのは、日本人の責務です。『台湾之塔』は、まだ塔が完成しただけで、参道などの周辺整備が必要です。日本台湾平和基金会は基金を募り、多くの人の善意や協力を呼び掛けています。

2面 巷 露 「台南市の正義と勇気の日」
6面 地域便り(神戸市)
       「テロにも強い地下原子炉の検討を
        第14回岩の力学国内シンポジウムで」
7面 投 稿 「溶けていく日本人の感性(下)
        国語教育の重要性を顧みよ」
        教育評論家・川内時男氏/
   草木片186「枯蓮/かれはす」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目241
       「わが国独自のミサイル対策の強化を
        抑止力向上には軍事力の強化も必要」

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日本時事評論第1864号 編集便りNo.276 2017/01/20
 憲法改正反対派は、通常国会で自民党が提出する予定の「家庭教育支援法案」(仮称)に、「国に役立つ人材を育てよと保護者に命じる内容」と指摘し、「憲法24条改正の布石だ」と批判しています。しかし、親が子供を「社会の役に立つ大人」に育てるのは当然であり、社会の発展や安寧、そして幸福への道です。的外れな批判に屈せず、「家族の大切さ」や、「憲法に家族条項を明記することの必要性」を訴え続けていきたいと思います。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「社会に貢献してこその企業の存在価値
         世界に誇る商業道徳の原点に立ち戻れ」

 貧富の格差が広がる中、不当な労働行為や税逃れなどの営利追及のみに走る多国籍企業の活動への批判が高まっています。わが国でも、短期的な利益追求の経営に走る企業も増え、東芝をはじめとする大企業の不祥事を招いています。厳しい競争に勝つためにも、企業は社会の公器であり、従業員や取引先への責任はもとより、社会に貢献してこそ価値があるという大自然の摂理、原点に立ち戻るべきです。

2面 天録時評 「子供の行動は親が責任を持て
         学校外の対応で多忙な教員」

 子供だけでカラオケに行くなどの学校外での行動について、親は学校にルール作りと監督まで依存しがちです。しかし、学校外での子供の行動に責任を持たなければならないのは親であり、ルールも各家庭で作り、しっかり守らせるのが筋です。親は「子供が言うことを聞かない」などと言って子供から逃げるのではなく、毅然とした態度で子供と接するべきです。

3面 天録時評 「『戦歿者の遺骨の帰還』に最高の敬意を
         できる限り多くの遺骨の収集をめざせ」

 一般社団法人『日本戦没者遺骨収集推進協会』の事業として、初めて収容された遺骨を含む150柱が、護衛艦「たかなみ」でガダルカナル島から帰国し、昨年12月15日に横須賀基地で引渡式が行われました。しかし、このニュースはテレビ放映もされませんでした。海外に眠る遺骨の収集のために残された時間は少なくなっています。できるだけ多くの遺骨の帰還を実現するためにも国民は関心を持つべきですし、報道関係者は国のために戦って亡くなった戦歿者への敬意を表すべきです。

4・5面 天録時評 「無限責任から有限責任への法改正を
           原子力事業者と政府の責任分担の明確化」

 多くの人々を苦しめた福島第一原子力発電所の事故の反省から、原子力発電の安全性向上への不断の努力が続けられています。誤った避難対策が損害を拡大し、国民の負担も大きくなりました。しかし、今後ともわが国の発展や国民生活の向上のために原子力技術は不可欠です。未来に向かって原子力事業を展開するためには「原子力損害の賠償に関する法律」が、原子力事業者に課している損害賠償の無限責任を、有限化する法改正が不可欠です。

6面 天録時評 「憲法に家族条項の明記は当然だ
         『昔の時代に戻る』批判は時代錯誤」

 国会の憲法審査会で憲法改正論議が続けられていますが、一切の改正を許さないとする一部の反対派のために、具体的な議論に進めません。それを象徴するように「24条変えさせないキャンペーン」という運動が始まっています。それに歩調を合わせるように民進党の村田蓮舫代表が、自民党の憲法改正草案の家族条項を批判しました。家族は互いに協力し合うことが大切ですが、家族のあり方をはじめ、どのような国づくりを目指すのかを議論することこそ、憲法改正の目的です。

2面 巷 露 「前兆を見逃さない」
3面 草木片185「花/はんのき」
7面 投 稿 「溶けていく日本人の感性(上)
       『公』『個』の折り合いで調和した社会を」
        教育評論家・川内時男氏
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目240
       「日米戦争史の修正が必要
        稲田防衛相の靖国参拝は当然」

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日本時事評論第1863号 編集便りNo.275 2017/01/06
 新年、明けましておめでとうございます。今年も、昨年同様に世界情勢は緊張が高まると懸念されています。テロや大規模災害をも含めて安全保障の強化が避けられません。年頭に当たって、国民一人ひとりが道徳心を涵養し、公共の利を大切にし、社会の繁栄や安寧のために、一致団結すべきことを訴えます。本年も皆様方の一層のご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「平成29年丁酉(ひのととり)に因んで
         相和し、協力して深まる闇を開け」

 今年の干支は「丁酉」です。「丁」は、植物が成長安定した象で「さかん」「強い」の意味があり、「酉」には「物事を為すに当たり、熟計、熟慮を諭す」の意味があります。混沌とする世界情勢の中、平和を維持し、社会の安寧のためには、国民一人一人が自分の利益、繁栄のみに汲々とするのではなく、「丁酉」の字の意のごとく、社会の動きを熟慮し、公の利益を優先していくことが求められます。

2面 天録時評 「社会の繁栄や安寧に向心力が不可欠
         不平不満は遠心力を強め社会を分断する」

 社会の安寧や平和のためには、国際的な緊張の緩和やテロの防止、国際的なルールの確立などに向けて国民が心を一つにし、努力をする以外に方法はありません。しかし、国民が一致団結することが最も難しい課題となっています。国民一人一人が社会の構成員としての義務と責任を自覚し、団結のための向心力を持ち、国家、社会への忠誠心を涵養することこそが、幸福への道だと自覚するべきです。

3面 天録時評 「世界平和に向け国連改革の先頭に
         名称から拒否権まで憲章の全面見直しを」

 先の第一次、第二次世界大戦の惨禍や悲劇を繰り返さないために、世界の平和や秩序を守り、すべての人の基本的人権を保護するために作られた国際機関が国際連合です。しかし、世界の現状を見れば、各地で激しい武力衝突が続き、多くの罪なき人々が犠牲になっており、国連の設立目的が達成されているとは到底言えない状況が続いています。国連憲章の全面見直しによる、抜本改革が必要です。

4・5面 天録時評 「明日のエネルギーを担う高速炉
           固有の安全性と放射性廃棄物の大幅削減」

 将来にわたって、われわれの快適、便利な生活のために不可欠なのがエネルギーであり、わが国の豊かさを維持するための最重要課題がエネルギー戦略です。安定的な供給と共に地球温暖化の防止、あるいは有限な資源の最適利用などを実現しなければなりません。そのために世界が注目しているのが高速炉です。高速炉は軽水炉と比べてはるかに大きい「固有の安全性」を持ち、高レベル放射性廃棄物の量を削減し、管理期間を縮減することができます。22世紀に向かって、わが国のエネルギーを確保するために、高速炉開発を推進すべきです。

6面 天録時評 「大人の『道徳心』の涵養が急務
         子供と共に道徳の徳目を学ぼう」

 子供のいじめ問題をはじめ、公共の精神の涵養などを目的として、小中学校では道徳が教科化され、道徳教育の充実が図られています。しかし、子供の手本となるべき大人の道徳心は必ずしも高いとは言えません。社会全体が価値基準を喪失している中、大人の道徳心の涵養が急務です。大人自身も、学校での公開道徳授業などに参加して道徳を学ぶなど、自ら道徳心を高める姿勢が求められています。

2面 巷 露 「本を読み、考えよう」
3面 草木片184「冬芽」
7面 天録時評「『ブラック客』には毅然と対応を
        理不尽な要求に屈すれば客を失う」
8面 吉原恒雄拓殖大学元教授の国際社会を見る目239
       「劣化が進む世界の政治指導者
        中露の覇権確保の動きに要警戒を!」

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