時の流れの羅針盤 日本時事評論
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2021年
日本時事評論第1960号 編集便りNo.371 2021/01/15
 わが国では、欧米と比較して新型コロナウイルスの感染者数は少なく、かつ、病床数は多いはずなのに感染者数が急増している都市部を中心に医療崩壊が叫ばれています。今回の件で明らかになったのは、有事に弱い医療体制だということです。欧米のように地域や自治体の垣根を越えて医師や病院が連携するために必要な動員命令が医療関係者に出せません。医療崩壊を防ぎ、ワクチンの集団接種を成功させ、国民の命を守るためにも、有事の際に私権を制限できる法体制の構築が急務ですが、それには憲法改正が不可欠です。それでは以下、紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「ザル法の政治資金規正法の改正が急務
          現金授受を禁止し資金の流れの透明化を」

 新型コロナウイルスによる国家危機を脱するためには、政府や政治家への信頼が不可欠です。しかし、安倍前総理の公設秘書で後援会代表による政治資金規正法違反をはじめ、政治資金を巡る疑惑が噴出し信頼は低下しています。政治資金の流れを透明化するための政治資金規正法の改正が不可欠です。罰則の強化や時効期間の長期化はもとより、政治資金の流れを透明化するために、現金での政治資金のやり取りを禁止することが急務です。

2面 天録時評 「国民に分かりやすい情報提供へ
         広報・報道の専門家を集めた組織を」

 菅内閣の支持率が急落しました。GoToトラベルを巡る政府の対応をはじめ、菅総理の年頭会見も具体性に乏しく、国民への分りやすい情報提供が不足しています。誤った政府批判や虚偽の情報が一瞬に広がる今の時代に対応した、専門家を集めた広報や報道対応のための組織を設置すべきです。社会の安定のためにも政府は国民に丁寧な説明を行うべきです。

3面 天録時評 「100%の安全、安心を求めるな
         正しい知識の習得で危険からの自己防衛を」

 日本人は、過度に安全や安心を求める傾向があります。しかし、絶対的安全はなく、安全を過度に求めれば不安が高まるだけです。人は正しい知識が欠落すると、安全なのに不安を感じたり、逆に危険にもかかわらず安心したりします。安全、安心は自らが正しい知識を習得し、自らが防衛する以外にないことを自覚すべきです。

4面 天録時評 「SNS 誹謗中傷の悪質な投稿は犯罪
         運営会社は利用者に違法性の周知徹底を」

 SNSでの「ばか」「死ね」などといった悪質な投稿は、侮辱罪等の犯罪になりますが、投稿者に違法性の認識がなく、悪質な投稿は繰り返されています。SNSなどの運営会社は、侮辱や名誉棄損などに該当する具体例を示して、犯罪行為であることを利用者に周知すべきです。

5面 天録時評 「教員の業務削減や省力化こそ急務
          教育力向上のために専科教員の増配を」

 教員の業務負担を減らし、子供へのきめ細やかな目配りを可能にする目的で、文科省は令和3年度から段階的に35人学級を導入します。しかし、教員の業務削減を併せて行わなければ、教員の過重負担は軽減されず、きめ細やかな目配りも十分に行えません。放課後や夜間の生徒指導、集金など教科指導以外の業務から教員を外すと共に、専科教員の増員など教員配置の大胆な改革こそが不可欠です。

2面 巷  露  「恐怖と不安から逃れる」
6面 天録時評  「日本学術会議
          米国がGHQに送り込んだ人物が設立
           わが国弱体化のための占領政策の一環」
7面 天録時評  「簡単に盗むことができるラインの通信
          個人情報や秘匿情報を発信してはならない」
   天録時評  「中国発祥を打ち消したい共産党政府
          輸入冷凍食品を犯人に仕立てる工作に注意を」
8面 日本の肖像㉕ 西郷隆盛(下)
         「大河の流れを一身に受け止め、
          知謀の限りを尽くして維新の道を拓く」
          歴史家 鈴木旭


〈本文の全文(PDF)は1月22日に掲載予定です。〉
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日本時事評論第1959号 編集便りNo.370 2021/01/01
 明けましておめでとうございます。昨年は、政治も経済も社会生活も新型コロナウイルス感染症に振り回された一年でした。未だ感染の収束が見えない今年も、感染防止対策一色になりそうです。しかし、わが国は、少子化対策、国防、憲法改正、貧富の格差解消など、重要課題が山積しています。弊紙では、こうした課題が置き去りにされないよう、充実した紙面づくりに一層精進して参ります。今年も皆様方の一層のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「令和3年辛丑(かのとうし)に因(ちな)んで
         同盟の重要性の故事に倣え
         新たな道を切り開く人材を」

 「牛」に因んだ諺に「鶏口となるとも牛後となるなかれ」があります。中国の戦国時代の大国、秦国に対抗するために六カ国同盟を結んだことに由来する諺で、「大きな集団の末端にいるよりも、小さな集団であっても長になる方がよい」という意味があります。現在の中国という大国に屈せず、独立と主権を守るためにも、故事に倣って周辺国家と同盟を結び、国家を守る気概を持つことが不可欠です。

2面 天録時評 「最適医療のためにカルテの電子化を
         個人の医療情報の共有と活用に向けて」

 新型コロナウイルス対策で、世界中の研究者の連携が行われ、大きな成果を上げました。今後は臨床データなどを速やかに公開し、世界で共有し、個人に最適な医療や感染症の拡大防止などに役立てるシステムの構築が求められています。

3面 天録時評 「若者の政治参加に供託金制度の見直しを
         署名提出の推薦人制度の導入も」

 わが国では、売名行為や当選の可能性の低い泡沫候補などの乱立を防止するために供託金制度が導入されています。しかし、この金額が諸外国と比較しても高く、資金力の乏しい国民が選挙に立候補するための壁となっています。社会や国民のために役立ちたいと政治家を志望する人が立候補できるように、供託金制度の金額の見直しや、立候補に一定の推薦人の署名を必要とする制度を検討すべきです。

4面 天録時評 「貧困と格差解消に税制改革が急務
         非正規雇用でも安心の生活ができる社会を」

 新型コロナウイルスの感染拡大は、貧困層で感染率や死亡率が高いという厳しい現実を示しました。所得や資産の多少で感染率や死亡率に差があることが分かり、貧富の格差解消が大きな政治課題となって浮かび上がっています。また、コロナ禍で非正規雇用者などの中低所得層が職を失い、弱者層に大きなしわ寄せが及んでいます。貧困や格差の解消に向けて、税制や社会保障制度の見直しが必要です。

5面 天録時評 「後を絶たない住宅トラブル
        「住まいるダイヤル」や
         住宅性能表示制度の周知を」

 住宅トラブル防止のために、疑問点などを無料で専門家に相談できる「住まいるダイヤル」や、欠陥住宅の補修や賠償を巡って住宅メーカーと紛争に発展した際、指定住宅紛争処理機関に仲裁を依頼できる住宅性能表示制度があります。しかし、多くの国民はこうした制度を知らず、十分に活用できていません。欠陥住宅の購入を防止し、住宅トラブルに巻き込まれないようにすると共に、信頼度の高い社会を築くために、「住まいるダイヤル」や住宅性能表示制度を国民に周知すべきです。

2面 巷  露  「夢から覚めて」
6面 天録時評  「保育士の給与削減を許すな
          公定価格に基づいた適正な委託費運用を」
   天録時評  「マイナンバーカード
          銀行口座との紐付け義務化を」
7面 天録時評  「外国人参政権の容認発言は不見識
          国防の視点を持って議論を」
   天録時評  「機密情報を共有 ファイブアイズに参加を
          情報の漏洩防止のために防諜体制が不可欠」
8面 日本の肖像㉔ 西郷隆盛(中)
         「長く続いた徳川の世を納め、
          神武以来の創業の精神で近代の幕を開く」
          歴史家 鈴木旭


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