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「日本時事評論」編集便り No.476 2025/06/06
先月26日、沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域で、中国の海洋調査船がわが国の同意を得ずに活動しているのを、第3管区海上保安本部が確認したと報じられました。政府は、中国が尖閣諸島付近で領空、領海侵犯を繰り返しても「遺憾の意」を示すだけです。このような姿勢を続けていては、尖閣はもとより、わが国の主権が堅持できません。中国の軍拡が続く中で、国民生活そして領土、領海を守るためにも憲法改正をして、外交力を強化する必要があります。それでは紙面案内です。(田村)
1面 天録時評 「尖閣諸島 中国の実効支配を許すな
尖閣諸島の領有権奪取を目指す中国は、一歩ずつ着実に実効支配に向けた活動を強化しています。今回の海警局のヘリコプターによる領空侵犯は、尖閣上空でのわが国の航空機の自由な飛行を許さないとの方針を示しました。尖閣周辺での漁業のみならず飛行もできないようになれば、わが国の領土だとの主張が国際司法裁判所でも認められない可能性もあります。中国の軍拡が続くことを考えれば、政府は今、ただちに灯台設置などでわが国の有効な支配の強化策を断行しなければなりません。
2面 天録時評 「トランスジェンダー女性
法的には『女』は『生物学的女性』を指すと英国最高裁が明確な判決を下しました。この判決により、英国ではトランスジェンダー女性の女子専用施設の使用が制限されることになりました。また、スポーツ界でも女子競技への参加禁止が発表されました。わが国でも、浴場やトイレ、更衣室などでは生物学的性別に従った利用を法的に義務付けるべきです。
3面 天録時評 「憲法改正は一刻の猶予も許されない
5月3日の憲法記念日に、今年も「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調)などが主催する公開憲法フォーラムが行われました。昨年秋の衆院選の結果、改憲に賛成の議員が国会発議に必要な定数の3分の2を割り込んだため盛り上がりが心配されましたが、各党代表者によるシンポジウムで憲法9条改正と緊急事態条項の条文化に向けた共同作業に着手する方向で同意が見られたことは一縷の望みをつないだと言えます。後は有言実行あるのみで、国会議員としての責務を果たすべきです。
4面 原子力レポート「第58回原産年次大会
「原子力利用のさらなる加速―新規建設に向けて」を基調テーマとした今年の原産大会では、解決すべき2つ目の課題として取り上げられたのが「サプライチェーン(供給体制)」です。東日本大震災後、既設原子炉の再稼働が遅れるとともに、新増設が長期にわたって中断していることで技術の継承が停滞するなど、わが国のサプライチェーンは綻びを来しており、新規建設の足枷ともなりかねません。そこで、セッション2では現状の認識を共有するとともに、海外の取り組み事例や支援策などについて議論が展開されました。
2面 巷 露 「入国税で観光公害対策を」
※皆様のご意見・情報提供(教育現場の声、地域の話題など)を編集部までお寄せください!!
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1面 天録時評 「尖閣諸島 中国の実効支配を許すな
灯台設置などで領有権を国際社会に示せ」
尖閣諸島の領有権奪取を目指す中国は、一歩ずつ着実に実効支配に向けた活動を強化しています。今回の海警局のヘリコプターによる領空侵犯は、尖閣上空でのわが国の航空機の自由な飛行を許さないとの方針を示しました。尖閣周辺での漁業のみならず飛行もできないようになれば、わが国の領土だとの主張が国際司法裁判所でも認められない可能性もあります。中国の軍拡が続くことを考えれば、政府は今、ただちに灯台設置などでわが国の有効な支配の強化策を断行しなければなりません。
2面 天録時評 「トランスジェンダー女性
女性専用施設の利用を禁止 英国最高裁
『生物学的女性』が『女性』」
法的には『女』は『生物学的女性』を指すと英国最高裁が明確な判決を下しました。この判決により、英国ではトランスジェンダー女性の女子専用施設の使用が制限されることになりました。また、スポーツ界でも女子競技への参加禁止が発表されました。わが国でも、浴場やトイレ、更衣室などでは生物学的性別に従った利用を法的に義務付けるべきです。
3面 天録時評 「憲法改正は一刻の猶予も許されない
各党共同で条文化作業の着手を急げ」
5月3日の憲法記念日に、今年も「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調)などが主催する公開憲法フォーラムが行われました。昨年秋の衆院選の結果、改憲に賛成の議員が国会発議に必要な定数の3分の2を割り込んだため盛り上がりが心配されましたが、各党代表者によるシンポジウムで憲法9条改正と緊急事態条項の条文化に向けた共同作業に着手する方向で同意が見られたことは一縷の望みをつないだと言えます。後は有言実行あるのみで、国会議員としての責務を果たすべきです。
4面 原子力レポート「第58回原産年次大会
原子力新規建設の実現に向けて㊦
セッション2 海外事例に学ぶサプライチェーンの課題」
「原子力利用のさらなる加速―新規建設に向けて」を基調テーマとした今年の原産大会では、解決すべき2つ目の課題として取り上げられたのが「サプライチェーン(供給体制)」です。東日本大震災後、既設原子炉の再稼働が遅れるとともに、新増設が長期にわたって中断していることで技術の継承が停滞するなど、わが国のサプライチェーンは綻びを来しており、新規建設の足枷ともなりかねません。そこで、セッション2では現状の認識を共有するとともに、海外の取り組み事例や支援策などについて議論が展開されました。
2面 巷 露 「入国税で観光公害対策を」
5面 大阪・関西万博2025レポート
「未来を切り拓くエネルギーを体感
電事連『電力館 可能性のタマゴたち』」
6面 地域便り 「避けて通れない自衛隊の憲法明記
鹿児島市で第21回公開憲法フォーラム開催」
(鹿児島市)
地域便り 「50年目を迎えた『北方異民族慰霊祭』
(神戸市)
7面 インタビュー 八重山諸島シリーズ④
八重山防衛協会会長・米盛博明氏
「尖閣領有を主張する国主催の集会で
国民の防衛意識涵養を」
8面 日本の肖像129 坂本龍馬(上)
「南国土佐で生まれ育った大自然児が
倒幕維新の大路線を拓く」
歴史家 鈴木旭
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