時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.378      2021/05/07 
 政府は、4月27日の閣議で、慰安婦問題に関して「従軍慰安婦」との表現は適切でなく、単に「慰安婦」という用語を用いるのが適切だとする答弁書を決定しました。すでに3月の衆議院の外務委員会で、外務省が国連の女子差別撤廃委員会で示した「強制連行の否定」を政府見解だと明確にしています。政府姿勢の転換を実現したのは民間運動の成果であり、今後は官民がさらに協力し歴史の歪曲を許さず、わが国への中傷、侮蔑を許さない姿勢を世界に示す必要があります。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「政府や議員へのロビー活動透明化を
         外国政府の為に活動する外国代理人登録も」

 日米首脳会談で、台湾海峡の平和と安定性の重要性が明記され、日米を中心とする対中国包囲網が強化されつつあります。このため中国共産党はこの包囲網の弱体化や日米離反を目指して、わが国の国会議員や外務省への工作を強めるのは明らかです。中国共産党の工作員ではなく、中国市場での利益を得るために、中国共産党の意向を汲んで活動するわが国の企業経営者も少なくありません。こうした活動を防止するために、ロビー活動の開示法や外国代理人登録法などを制定すべきです。

2面 天録時評 「防衛産業の合併や集約化を急げ
         調達数量や期間、総額を明示した契約を」

 先端的防衛装備品の調達は、単年度予算による一般的な競争入札には向いていません。抑止力を向上するためにも、防衛企業の合併や事業集約などで体力を強化し、研究開発や技術力の向上を図ってわが国の防衛力の向上に取り組むべきです。

3面 天録時評 「二院制機能化の為に参議院改革を
         衆議院の優越や選挙制度の見直しが必要」

 情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)の発展は、社会の大きな変化をもたらそうとしていますが、その基盤となる法整備を担うわが国の国会の現状はお粗末です。国会は必要な法律の速やかな立法には程遠く、スキャンダルの追及などに明け暮れています。参議院が、衆議院と同様の有様では無用論も高まります。二院制を機能させるためにも参議院改革を急ぐべきです。

4面 天録時評 「集中豪雨は温暖化が原因とは断定できない
      ジェット気流の蛇行などの複雑な気象条件が絡み合う」

 集中豪雨で激甚災害が起きるたびに、「地球温暖化で豪雨が増えた」などとNHKをはじめとするメディアが報じています。しかし、過去の気象データの分析や集中豪雨が生じる気象条件を分析しても、地球温暖化が原因と断定できる事実は見出せていません。気象庁も「さらに詳細な調査が必要」としており、メディアは安易に地球温暖化と関連付けて報道すべきではありません。

5面 天録時評「『汚染水』報道が風評被害を生む
        反原子力から脱し、風評抑止に協力を」

 福島第一原子力発電所にある処理水は海洋放出しても問題はなく、二年後の海洋放出を政府が閣議決定しましたが、地元漁業関係者は風評被害を懸念し反対しています。風評被害は、メディアが処理水を『汚染水』として不適切な報道を繰り返し、環境に悪影響を及ぼすと国民に誤解を与えることが最大の原因です。新聞社やテレビ局各社による悪意のある「汚染水」報道や過剰な反原子力報道が風評被害を拡大しています。報道関係者は、科学的かつ客観的な情報提供で風評被害防止に努める責任があります。

2面 巷  露  「原子力復活宣言を」
6面 天録時評  「議員や官僚はLINEなどを使用するな
          簡単に情報を盗まれる情報通信アプリ」
7面 天録時評  「日の丸損壊罪 反対派の主張は不合理
          侮辱する目的での国旗の損壊は許されない」
   天録時評  「報道でカタカナ語を多用するな
          『ケミストリーが合う』は俗語表現」
8面 日本の肖像㉜ 大久保利通(中)
         「世界の実態を目の当たりにし
          近代日本の建国を目指す」
          歴史家 鈴木旭


〈本文の全文(PDF)は5月14日に掲載予定です。〉
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