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「日本時事評論」編集便り No.296      2017/11/17 
 小学校6年の国語教材に、立松和平氏の『海の命』という小説があります。この中で、漁師の与吉じいさが、「千びきに一ぴきでいいんだ。千びきいるうちの一ぴきをつれば、ずっとこの海で生きていける」と主人公の太一に話す場面があります。漁師が海の命である魚により生計が立てられていること、資源保護の大切さが学べます。現在、わが国周辺の水産資源は減少傾向にあります。わが国の漁業衰退を防ぐためにも、乱獲を招く早い者勝ち方式を止めて、資源保護を徹底してほしいものです。(田村)

1面 天録時評 「水産庁の大失態で漁業後進国に
         資源の枯渇を招く“早い者勝ち方式”を改めよ」

 わが国は、国際会議で約束したクロマグロの漁獲上限を2年連続で超過する見通しです。これは、水産庁の大失態です。漁獲上限が守れない根本原因は、水産庁のブロック毎の割り当て方式と、わが国の漁業の早い者勝ち方式にあります。漁獲枠を守り、資源保護と漁業者の所得向上を図るためには、船別割り当て方式に改め、早い者勝ち方式からの脱却が不可欠です。さらには、無責任な怠慢行政を続ける水産庁の責任を明らかにすべきです。

2面 天録時評 「所有者不明土地 面積は九州を上回る
         緊急避難的な措置で国有化を」

 持ち主をすぐに特定できない土地が、全国で410万ヘクタールと、九州の面積を上回る規模に達していると試算されています。50年以上登記が更新されていない土地や税金が納付されていない土地に関しては、一定期間公告の後、所有権者が名乗り出ない場合には、国有化などで所有権を確定する措置を検討すべきです。

3面 天録時評 「海洋散骨を禁止する法整備を急げ 
         先祖供養の形骸化は社会秩序崩壊のもと」

 海洋散骨を売り物にしている葬儀会社がたくさんあります。しかし、その実態は遺骨の海洋投棄に外なりません。こうした行為が横行する要因の一つは、近海での海洋散骨に関する法律が未整備なことです。先祖供養が蔑ろにされる社会では、人間の尊厳が失われ、社会の秩序が破壊され、治安も悪化します。政府は、近海での海洋散骨を禁止する法整備を急ぐべきです。

4・5面 島根原子力発電レポート(上)
        「再稼動への安全性向上の取り組み長
         福島の『悲劇』を二度と繰り返さない」

 福島第一原子力発電所の事故を教訓とし、各電力会社は原子力発電の再稼働に向けて安全性向上に取り組んできました。事故から6年以上を経過した現在、新規制基準に合格するために、具体的にどのような取り組みが行われているのか、日本で唯一、県庁所在地に立地する中国電力の島根原子力発電所を取材してきました。福島第一事故の悲劇を二度と繰り返さない対策について、報告します。

6面 天録時評 「中国共産党 永久政権を狙う権力欲で陥穽に
         習独裁 強権支配で『強国』は築けぬ」

 中国では、習近平国家主席が「強国」を目指し、2期目の政権運営をスタートさせました。しかし、反腐敗闘争を自己の権力基盤の強化に利用し、すべての企業活動までも党の支配下に置き、長期独裁政権を目指そうとする習主席の権力欲こそが、「強国」実現を阻みます。習政権が、共産党独裁の維持・強化を図り、徹底した「中国の利益」を追求する限り、中国発の世界大乱を警戒しなければなりません。

2面 巷  露  「歩きスマホの防止に」
3面 草木片205 「さねかずら/実葛」
7面 天録時評  「国産の遺伝子組み換え作物の開発・栽培を
          組み換え作物の正しい情報提供も重要」
8面 天録時評   吉原恒雄拓殖大学元教授の
          国際社会を見る目259
         「習近平独裁体制が強まる中国
          国際秩序無視の行動を許すな」


〈本文の全文(PDF)は11月24日に掲載予定です。〉
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