時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.391      2021/11/19 
 フランスのマクロン大統領が、2050年までに温暖化ガス排出量の実質ゼロを達成するためには原子力発電が必要だとして、原子力発電所の建設再開方針を打ち出しました。フランスでは原子力依存度を低下させる政策をとっていましたが、方針を大転換しました。わが国も、脱炭素政策を進めるためには原子力発電の新増設は不可欠です。岸田首相の英断を期待します。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「経済安全保障の強化にスパイ防止法が必須
         情報流出は競争力の低下と国力衰退を招く」

 岸田新内閣が本格的に動き出しましたが、経済安全保障の強化が大きな課題の一つです。経済安全保障担当大臣を新設し、「経済安全保障一括推進法案」の制定を目指すなど積極的な姿勢を示していますが、重要なものが欠落しています。米国との研究開発で協力体制を強化するためにも必要なのが、先端技術情報の流出防止対策のためのスパイ防止法制定です。

2面 天録時評 「『絶対儲かる』は嘘と教えるのが大事
         中途半端な金融知識は危険」

 来年4月から高校の家庭科で資産形成などの金融教育が始まりますが、家庭科で金融制度の仕組みや金融商品の危険性などを十分に理解させることは困難です。暗号資産を悪用した投資詐欺も増えており、大事なことは「絶対に儲かる」は嘘であり、短期で大きな利益を得ようとすれば、すべてを失う危険が大きいことを理解させることです。

3面 天録時評 「新型コロナ感染症の五類変更が急務
         季節性インフル同様に在宅治療へ転換を」

 新型コロナウイルス感染症による重症化率や死亡率が低下しています。ワクチンの接種率も高まり、経口薬も開発され、季節性インフルエンザと同様の治療が可能な状況になってきています。感染拡大による医療崩壊を防ぐには、重症化させない初期治療が重要です。新型コロナウイルス感染症を5類感染症に下げ、隔離、入院治療から、在宅治療中心の医療体制に転換すべきです。

4面 天録時評 「自己実現:意味を間違えれば人生の迷路に
         自利ではなく社会に役立つ心掛けが肝要」

 「誰もが自己実現できる社会」とか「誰もが輝く社会」という言葉を耳にすることがよくあります。何とはなしに希望が持てるような言葉ですが、実際には人々、とりわけ若者に誤った考え方を持たせ、道を誤らせかねないものです。自己実現は自利のためではなく、社会に役立つことや貢献が前提とされています。言葉を正しく理解しなければ、逆に人生の迷路に落ち込んでしまいます。

6面 天録時評 「史実を歪曲する自虐史観からの脱却を
         日本軍による『三光作戦』は行われていない」

 中国が、わが国を貶めようとする言葉に『焼きつくす(焼光)・奪いつくす(搶光)・殺しつくす(殺光)』の「三光作戦」があります。日本軍は中国でこのような残虐な作戦を命令、実行はしておらず、資料や証言からも明らかです。一方的に日本軍の負の部分を強調し、悪意ある表現でわが国を誹謗し、歴史を歪める反日宣伝活動に踊らされてはなりません。国民は自虐史観からの脱却が必要です。

2面 巷  露  「AI時代の学びは」
5面 解  説  「イスラム教徒とイスラム社会の初歩④
          激化するスンニ派とシーア派の対立
          背景に『革命のジハード論』の浸透」
7面 天録時評  「原爆被害を利用した反日活動を許すな
          長崎の原爆慰霊碑に強制連行碑文」
          役立つ最新用語⑨
         「職務を特定する『ジョブ型雇用』」
8面 日本の肖像㊺ 本間光丘(下)
         「上杉鷹山の米沢藩再建事業を支え、
          借金ゼロを達成した影の功労者」
          歴史家 鈴木旭


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