時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.374      2021/03/05 
 立憲民主党の枝野代表が、毎日新聞記者のユーチューブ番組の中で、コロナ禍の危機管理のあり方として「悪い事態を考えて準備すること」と述べていました。わが国を取り巻く社会情勢は、新型コロナだけでなく、最先端技術情報の中国への漏洩や尖閣諸島周辺への中国公船による領海侵犯など、「悪い事態を考えて準備」しなくてはならないことが山積です。野党も菅総理長男の接待問題ばかり国会で追及せず、中国への対処方法などを真剣に議論してほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「立憲民主党の『ゼロコロナ』は無責任政策
         強権行使の中国でも封じ込めは至難」

 立憲民主党の「ゼロコロナ」政策は、実現不可能な非科学的政策で、無責任政策です。ワクチンが普及しても世界に拡散した新型コロナウイルスは消えず、インフルエンザウイルスなどと同様に対処せざるを得ません。過剰な恐怖や不安こそが『嫌悪・差別・偏見』を拡大させ、社会を混乱させます。正しく恐れて、感染予防に努めながら、日常生活を取り戻すことがウイルスに勝つことです。

2面 天録時評 「野党議員や人権運動家こそが
         北京五輪ボイコットの先頭に」

 東京五輪組織委員会の会長だった森喜朗元総理の発言を、野党議員や人権派の人たちの多くが「女性蔑視」と批判しました。一方で、ウイグル人など民族大量虐殺(ジェノサイド)を行っている中国の人権侵害には知らぬ顔です。中国のジェノサイドこそ五輪憲章に反しており、野党議員や人権派の人たちが先頭に立って、中国に対し「民族粛清を止めなければ北京五輪をボイコットする」と叫ぶべきです。

3面 天録時評 「中国が狙う最先端技術情報を守れ
         スパイ防止法の制定と防諜情報機関の設置を」

 最先端技術を合法、非合法の手段を選ばず入手する中国に対し、世界各国では技術流出の防止に躍起になっています。わが国も企業の持つ重要な技術情報の漏洩防止対策が急務です。スパイ防止法はもちろん、取り締まりのための情報機関の設置も急ぐべきです。

4面 天録時評 「中国のジェノサイドを容認するな
         ジェノサイド条約の未締結は政府の怠慢」

 世界の152カ国が締結している「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約(ジェノサイド条約)」をわが国は締結していません。主要国で締結していないのはわが国だけで、ジェノサイドを容認していると批判されかねません。現実に米国がジェノサイドと認定した中国共産党政府のウイグル人弾圧に対しても、ジェノサイドと認定していません。速やかにジェノサイド条約を締結すべきです。

5面 天録時評 「建造物に人員配置し、尖閣諸島を守れ
         日米共同訓練で中国の実効支配を阻止せよ」

 中国が米国に取って代わって、自国に都合の良い秩序やルールによる世界支配を目指す動きがますます強まっています。軍事力を背景にした中国に対して無原則な融和姿勢をとることこそ、中国の横暴な振る舞いを助長するものであり、世界平和にとって危険です。わが国は、中国の秩序破壊の無法、違法な行為、あるいは不当なルールの設定などを許さないという原則を明確に示すべきです。尖閣諸島に対する軍事圧力にも、政府、国民が一丸となって屈しないことが、平和や独立を守る唯一の道です。

2面 巷  露  「宇宙開発競争も激化」
3面 天録時評  「課題論文を提出 少人数授業中心へ
          大学はオンライン化で広く浅くからの脱却を」
6面 天録時評  「SNSの『見たいものだけ見せる』落とし穴
          表示工夫で一定方向に誘導されない閲覧を」
   天録時評  「NHK 中国国営放送の日本支局の追放を
          英米の中国メディアへの厳しい姿勢を見習え」
7面 地域便り  「『建国記念の日』特集
          先人の業績に感謝し、国難を乗り越えよう」
8面 日本の肖像㉘ 高杉晋作(中)
         「毛植民地支配下に堕ちた清国の実態から
          防長二州での割拠を構想する」
          歴史家 鈴木旭


〈本文の全文(PDF)は3月12日に掲載予定です。〉
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