時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.486      2025/11/07 
 今年は全国各地で、人がクマに襲われるという被害が多数報告されています。専門家によると、クマが襲って殺した人を食べることで肉の味を覚え、人を食べる習慣を持つクマが増えているとの指摘があります。人間とクマが偶発的に遭遇したとき、クマが驚いて襲ってくるのではなく、人間をエサとして狙ってくる危険性が高まっていると言えます。現在、クマの駆除は自治体が狩猟免許を持つハンターに依頼することになっていますが、その数は少なく十分に対応できていません。警察でも対応できるようにすることが急務であると同時に、被害増大の原因究明も急がれます。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「歴史の節目に自公連立を解消
        『選挙対策』から『政策本位』の連立を求める」

 自民党と公明党による連立政権が26年ぶりに解消されました。これは単なる政党間の協力関係の終焉にとどまりません。「選挙対策」から、独立と主権を守り日本再生を図る「政策本位」の連立としなければなりません。国民もバラマキ政策を排し、規制緩和などによる新たな産業創生や地方再生のための投資が不可欠であることを認識し、協力することが大切です。

2面 天録時評 「自助と共助で地域の持続的発展を
         ない物探しを止め、有る物の価値を探し出す」

 人口減少、財政難などで生活の質の向上や地域活性化は容易ではありません。しかし、地域には様々な物や文化、そして人材が存在します。工夫し、有効活用することによって持続的な地域の発展も可能です。悲観的に考えるのではなく、積極的に肯定的な価値を見出す発想が求められます。

3面 天録時評 「レアアースのリサイクル産業育成が急務
         再利用の義務付けで持続可能な社会実現へ」

 中国のレアアース輸出規制強化により、ハイテク産業のみならず防衛産業も深刻な影響を受けています。安全保障に直結するだけに、米国は大きな怒りを表明しましたが、わが国も従来から取り組んでいた対抗策を各国と協力して迅速に強化しなければなりません。とりわけ、持続可能な社会づくりの観点から、国を挙げてのレアアースのリサイクル産業育成が急務です。。

4.5面インタビュー「自民党結党70年
         保守主義の原点と未来への責任を語る
        『政治は国民のもの』の精神に立ち戻るとは」
         自由民主党憲法改正実現本部事務局顧問
         福冨健一氏

 自民党は今月15日で立党70周年を迎えます。高市早苗新総裁は、「政治は国民のもの」という自民党立党宣言の精神に立ち返り、国民の信頼を取り戻すことを目指す姿勢を示しています。そこで、政党史に詳しい福冨健一氏(現・自民党本部憲法改正実現本部事務局顧問)に、自民党の立党の精神、経緯等について分かり易く語ってもらいました。

2面 巷  露 「深海への挑戦を」
6面 天録時評 「在日外国人 問題行動に毅然と対応を
        『郷に入れば郷に従え』の徹底が不可欠
7面 天録時評 「大学の受験資格制度の導入を
         選抜制入試の主流化で教育の質が低下」
   役立つ最新用語94
        「子供の健全育成を支える
        『法廷養育費制度』
8面 日本の肖像139 井上円了(下)
        「妖怪学を通じて日本固有の文化と技芸を愛し、
         一国独立の精神に至る哲学の道を開拓する」
         歴史家 鈴木旭

〈本文の全文(PDF)は11月14日に掲載予定です。〉
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