時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.497      2026/04/17 
 令和八年度の新学期が始まりました。私の地域でも小中学生が元気よく登校しています。そして、登校する児童生徒を、学校の先生が朝早くから交差点や校門に立ち、見守っています。文部科学省は令和元年に「登下校に関する対応」を「基本的には学校以外が担うべき業務」と明記しています。しかし、現在も全国の小学校の約78%が登下校対応の業務を担っているのが現状です。保護者や地域の方々の「学校任せ」の脱却が、教員の働き方改革には不可欠です。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評「辺野古の犠牲と上関原電関連訴訟
       『平和学習』の闇と二重基準を排し、
        正常な法治国家の回復を」

  沖縄・辺野古沖で発生した平和学習中の転覆死亡事故は、教育現場における特定の思想教育が、生徒の安全確保という最優先事項すら無視していた異常性を浮き彫りにしました。悲劇の背景には、左派的活動は黙認し、保守的価値観を排斥する歪んだ「二重基準」と、法執行機関の「事なかれ主義」があります。一方、上関原電の調査妨害を禁じた山口地裁岩国支部の適切な判断は、実力行使による事業阻止がもはや法的に許容されないことを明確に示しています。不当な妨害には毅然と法的措置を講じ、法治国家としての姿勢を示すべき時にきています。

2面 天録時評「皇統の万世一系(父系継承)の伝統堅持を
        偽装の平等論に流されてはならない」

 一部のマスコミによる秋篠宮家に対する執拗な中傷や非難と、愛子内親王殿下の皇位継承を扇動するような露骨な世論誘導があります。これらは、国民の素朴な皇室への敬愛の念を巧みに利用し、「皇室の安定的な存続」や「皇族数の確保」といった主張を偽装することで皇室の断絶を狙い、わが国の国柄を変質させようとする悪質さがあります。

3面 天録時評「復興再生土 安全性は実証済み
       放射線への正しい理解で再利用促進を」

 福島第一原電事故で発生した除染土について、政府は2045年までに福島県外で処分する方針ですが、受け入れ先は決まっていません。低放射線量の復興再生土の利用についても安全性は科学的に実証されていますが、放射線への不安を煽る報道も続いています。福島復興を確かなものにし、将来の原子力利用を促進するためにも、政府は放射線への正しい理解を広げ、復興再生土の利用を着実に進める環境づくりが求められます。

4・5面 インタビュー「日本型ウェルビーイングの真髄
       『祈り』と『感謝』で子供たちの閉塞感の打破を」
          麗澤大学特別教授 髙橋史朗氏㊦

 家庭教育の再建と「親学」の普及に長年尽力してきた麗澤大学特別教授の高橋史朗氏。インタビュー後半では、政府の「こどもまんなか実行計画」の柱である「こどものウェルビーイング向上」に焦点を当てます。「日本型ウェルビーイング」の中味から紐解き、停滞する日本社会と教育の再生の道を聞きました。

2面 巷  露 「国を愛する教育の大切さ」
6面 天録時評「児童の見守り体制の確立が市の責任
        原則なき開門時間前倒しは教員の負担増に」
7面 石垣島通信員レポート「実質的な『沖縄戦開戦の日』の
        3月26日に慰霊祭 日本最初の特攻で散華
        伊舎堂用久中佐と誠第17飛行隊員」
   役立つ最新用語97「低所得層への手厚い支援
           『給付付き税額控除』」
8面 日本の肖像150 鳩山一郎(中)
        「保守も社会主義も受け入れる新党結成に失敗。
         一転、保守勢力の大同団結を目指す」
         歴史家 鈴木旭

〈日本時事評論 第2086号PDFは4月24日に更新します。〉
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