時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.502      2026/07/03 
 沖縄県の「慰霊の日」に行われた「沖縄全戦没者追悼式」では、高市総理大臣の挨拶中に、憲法改正反対や辺野古の基地移設反対の「ヤジ」が今年も飛び交いました。これについて共産党の山添氏は、「軍事一辺倒」で「外交を壊した」からだと指摘し、「『平和のための軍事的抑止力強化』という幻想をいつまで振りまくのか」と批判しました。中国や北朝鮮の核兵器の保有拡大や活発な軍事訓練などを無視し、わが国の防衛力強化を「戦争への道」と結び付け、抑止力を「幻想」と切り捨てる共産党の言動は、認知戦を仕掛けている中国の一兵卒の如くです。それでは紙面案内です。(田村)

1・2面 天録時評「皇室典範改正と『立法府の総意』の意義
       歴史と伝統の正当性を未来へ繋げるために」

  皇族数の確保に向け、衆参正副議長が先に取りまとめた「立法府の総意」は、今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、そして悠仁親王殿下へと至る皇位継承の流れを揺るがせにしないことを確認した上での合意です。これを受けて政府は、今国会で「女性皇族の身分保持」と「旧宮家の男系男子の皇籍復帰」の二案を柱とする皇室典範改正を目指しています。今こそ、われわれはこの改正が万世一系の伝統を守り、皇室を本来の安定的な姿へと整える「歴史の復元作業」という大義を持つものであると認識し、臨むべきです。

4・5面 インタビュー「福島の復興再生土
     なぜ全国で利用を進めるのか 環境省参事官に聞く、
       安全性の科学的根拠と『5カ年行程表』」

 東日本大震災と福島第一原子力発電所事故から15年。福島県内の中間貯蔵施設に保管されている大量の除染土は、法律で2045年までの県外最終処分が義務付けられています。環境省は最終処分量を減らすため、放射線量が低く利用可能な約4分の3を「復興再生土」として公共事業等で再利用する5カ年の行程表(ロードマップ)を政府一体で推進中です。そこで、復興再生土の全国での利用促進や放射線量が高い除染土の処分などについての取り組み状況と課題を、同省の担当参事官・中野哲哉氏に聞きました。

6面 天録時評「県民の生活を守ろうとしない沖縄県知事
     沖縄県民は先住民族ではなく『日本人』」

 中国は、国連を利用して沖縄県民を先住民族とする誤った情報を国際社会に訴え、沖縄の世論を分断する情報戦を展開しています。これに対し、玉城デニー沖縄県知事は反論せず、中国の主張を容認するかのような姿勢をとっています。尖閣諸島付近での領空、領海侵犯についても、日本の漁業者に対して尖閣の海域で漁をしないように求める発言のみです。これでは沖縄県民の安全と暮らしを守る責務のある知事としては不適格です。

2面 巷  露「自衛官への敬意を」
3面 天録時評「『天皇』についての基礎講座③
   『男系継承』という平和の装置
   ――女系容認が招く『王朝交代』の危機」
7面 天録時評「入山届の義務化や救助費用自己負担化を
     登山者の遵法精神や倫理観の涵養が不可欠」
     /役立つ最新用語101
     「国の象徴を守る『国旗損壊罪』法案」
8面 日本の肖像 155 三木武吉(下)
        「鳩山一郎と共に政権交代を実現
         責任ある保守政党の実現を目指す」
         歴史家 鈴木旭

〈日本時事評論 第2091号PDFは7月10日に更新します。〉
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