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「日本時事評論」編集便り No.487 2025/11/21
文科省が「児童生徒の問題行動・不登校等に関する調査(2024年度)」を公表しました。全国の小学校で起きた子供の暴力件数は8万2997件と急増し、暴力の低年齢化が進んでいるとのことです。様々な原因が挙げられますが、親自身が怒りに任せて子供を叱る、あるいは店員などの弱い立場の人に対して横柄で攻撃的な態度で接するなど、身近な大人の姿の反映のようにも思います。親はもちろん、大人世代の一人一人が、弱い立場の人に優しく、強い立場の人にも理不尽な行為には是正を求めるなど、子供世代の範となるような言動を心掛けたいものです。それでは紙面案内です。(田村)
1面 天録時評 「原子力政策
原子力発電所の再稼働は、国民生活の負担軽減と日本経済の持続的成長に直結する最優先の政策です。特に、電気料金の高騰が家計と企業活動を圧迫している中で、安価で安定的な電力供給ができる原子力の活用は、最も即効的で持続可能な対策と言えます。ところが、それを阻んでいるのが、特定重大事故等対処施設(特重施設)の設置を「設計・工事計画認可から5年以内」に完了しなければならないという硬直的な規定です。政治の責任で、特重施設の設置を再稼働の条件から分離すべきです。
2面 天録時評 「規制緩和なくして経済成長なし
実質賃金が下がり続け、国民全体が貧困化する経済の沈滞を招いた原因の一つに、新規参入や新たな技術の導入などを阻害した様々な規制があります。この規制緩和なくして、高市政権の成長戦略の成功はあり得ません。秩序や伝統を尊重しつつ、変革に挑戦する勇気が今求められています。
3面 天録時評 「老朽化する分譲マンション対策が急務
マンションブームの時機に建設された分譲マンションが、築40年、50年を超えて、大規模修繕や建て替えが必要な時期を迎えてきます。しかし、多くは積立金が不足している上に、空室が増えれば修繕も建て替えも至難になります。空室だらけの老朽マンションの増加を避けなければなりません。政府は、早期の建て替えを奨励する補助事業の拡大などで、建て替えの奨励に取り組むべきです。
4.5面インタビュー「攻めの文化政策と国立劇場の
文化は国家の精神的な支柱となります。過去から現在、未来へとつなぐ文化の伝承は国民の紐帯(ちゅうたい)ともなり、社会の絆を育み、未来への希望ともなります。さらに、文化は産業を興し、地域経済の活性化にも貢献します。経済的に困難な時代だからこそ、文化政策を怠ってはなりません。そこで、自民党文化立国調査会会長を長らく務めてこられた山谷えり子参議院議員に文化政策と、最近話題の国立劇場の再整備について聞きました。
2面 巷 露 「生き甲斐ある人生を」
※編集便りのメール配信をご希望の方は、jijihyoron-3@river.ocn.ne.jp(編集部:田村)までご連絡ください。
1面 天録時評 「原子力政策
特重施設を再稼働の条件から分離を
エネルギー安全保障と
国民生活安定に逆行する現制度」
原子力発電所の再稼働は、国民生活の負担軽減と日本経済の持続的成長に直結する最優先の政策です。特に、電気料金の高騰が家計と企業活動を圧迫している中で、安価で安定的な電力供給ができる原子力の活用は、最も即効的で持続可能な対策と言えます。ところが、それを阻んでいるのが、特定重大事故等対処施設(特重施設)の設置を「設計・工事計画認可から5年以内」に完了しなければならないという硬直的な規定です。政治の責任で、特重施設の設置を再稼働の条件から分離すべきです。
2面 天録時評 「規制緩和なくして経済成長なし
秩序を尊重しつつ変革に挑戦を」
実質賃金が下がり続け、国民全体が貧困化する経済の沈滞を招いた原因の一つに、新規参入や新たな技術の導入などを阻害した様々な規制があります。この規制緩和なくして、高市政権の成長戦略の成功はあり得ません。秩序や伝統を尊重しつつ、変革に挑戦する勇気が今求められています。
3面 天録時評 「老朽化する分譲マンション対策が急務
解体困難な共同住宅の空室問題が深刻化」
マンションブームの時機に建設された分譲マンションが、築40年、50年を超えて、大規模修繕や建て替えが必要な時期を迎えてきます。しかし、多くは積立金が不足している上に、空室が増えれば修繕も建て替えも至難になります。空室だらけの老朽マンションの増加を避けなければなりません。政府は、早期の建て替えを奨励する補助事業の拡大などで、建て替えの奨励に取り組むべきです。
4.5面インタビュー「攻めの文化政策と国立劇場の
再整備の重要性を語る」
参議院議員 山谷えり子氏
文化は国家の精神的な支柱となります。過去から現在、未来へとつなぐ文化の伝承は国民の紐帯(ちゅうたい)ともなり、社会の絆を育み、未来への希望ともなります。さらに、文化は産業を興し、地域経済の活性化にも貢献します。経済的に困難な時代だからこそ、文化政策を怠ってはなりません。そこで、自民党文化立国調査会会長を長らく務めてこられた山谷えり子参議院議員に文化政策と、最近話題の国立劇場の再整備について聞きました。
2面 巷 露 「生き甲斐ある人生を」
6面 小児科医の視点⑨
「インフルエンザ対策」当堂游
7面 天録時評 「多文化共生で日本の文化が破壊
給食の宗教的配慮は家庭がすること」
役立つ最新用語95
「犯罪被害者の立ち直りを支援する
『『被害者担当保護司』」
8面 日本の肖像140 白洲次郎(上)
「『従順ならざる唯一の日本人』と
GHQが評した希代の日本男児」
歴史家 鈴木旭
〈本文の全文(PDF)は11月28日に掲載予定です。〉
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